ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上値が重い

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。2時時点では145.50円と24時時点(145.59円)と比べて9銭程度のドル安水準。月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングにかけて強引にドルが売られた反動もあり、145.74円前後まで買い戻される場面があった。しかし、米10年債利回りが4.07%台まで低下したことや、続伸して始まった米株式市場がマイナスに転じたことが重しになり145.43円まで弱含み、上値の重い動きが続いている。

 ユーロドルは弱含み。2時時点では1.0839ドルと24時時点(1.0855ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円やユーロスイスフランの売りが重しになり、ユーロドルは一時1.0835ドルまで弱含んだ。
 
 ユーロ円は軟調。2時時点では157.71円と24時時点(158.04円)と比べて33銭程度のユーロ安水準。米株主要3指数一時全て下げに転じたことが重しになり、ユーロ円は軟調に推移し、一時157.62円まで下がり日通し安値を更新した。また、豪ドル円は94.04円、NZドル円は86.49円までじり安。

 メキシコペソは急落。ロンドンフィキシングにかけて新興国通貨は弱含んでいたが、メキシコ通貨委員会が、ペソ売りの流れに歯止めをかけることを目的にしていたヘッジ・プログラムを徐々に縮小すると発表するとさらに下げ幅を広げた。ペソは対ドルでは17.10ペソ台、対円では8.74円の高値から8.54円まで急落した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.43円 - 146.25円
ユーロドル:1.0835ドル - 1.0940ドル
ユーロ円:157.62円 - 159.75円

(松井)
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