ロンドン為替見通し=トルコのインフレ率を見極めた後は、動きづらい展開か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、ニューヨーク市場が休場のため、動きづらい展開が予想される。
ユーロドルのテクニカル分析では、1.1276ドルを頭とするヘッド・アンド・ショルダーの右肩を形成しつつ、攻防の分岐点である200日移動平均線1.0818ドルやネック・ラインを下抜けており、下値リスクが高まりつつある。
トルコの8月の消費者物価指数は、前月比+7.00%、前年比+55.9%と予想されており、7月の前月比+9.49%からは低下、前年比+47.83%からは上昇が見込まれている。8月のインフレ率の上昇は、付加価値税の増税が背景にある模様で、予想通りならば、トルコ中央銀行(TCMB)の大幅利上げの効果が打ち消されることになる。
トルコ中央銀行の政策委員会は、先日、政策金利である1週間物レポレートを25%まで引き上げ、48%近くまで高騰しているインフレを鎮静化させるため「適時かつ緩やかに必要なだけ引き締める」との見解を表明している。
8月のインフレ率が55%以上の上昇となっていた場合、トルコ中央銀行高官からの見解に注目したい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0856ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:158.32円(日足一目均衡表・転換線)
・トルコリラ円:5.53円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0667ドル(6/6安値)
・ユーロ円:156.87円(8/23安値)
・トルコリラ円:5.30円(日足一目均衡表・雲の下限)
(山下)
ユーロドルのテクニカル分析では、1.1276ドルを頭とするヘッド・アンド・ショルダーの右肩を形成しつつ、攻防の分岐点である200日移動平均線1.0818ドルやネック・ラインを下抜けており、下値リスクが高まりつつある。
トルコの8月の消費者物価指数は、前月比+7.00%、前年比+55.9%と予想されており、7月の前月比+9.49%からは低下、前年比+47.83%からは上昇が見込まれている。8月のインフレ率の上昇は、付加価値税の増税が背景にある模様で、予想通りならば、トルコ中央銀行(TCMB)の大幅利上げの効果が打ち消されることになる。
トルコ中央銀行の政策委員会は、先日、政策金利である1週間物レポレートを25%まで引き上げ、48%近くまで高騰しているインフレを鎮静化させるため「適時かつ緩やかに必要なだけ引き締める」との見解を表明している。
8月のインフレ率が55%以上の上昇となっていた場合、トルコ中央銀行高官からの見解に注目したい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0856ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:158.32円(日足一目均衡表・転換線)
・トルコリラ円:5.53円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0667ドル(6/6安値)
・ユーロ円:156.87円(8/23安値)
・トルコリラ円:5.30円(日足一目均衡表・雲の下限)
(山下)