東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、軟調

 5日午後の東京外国為替市場でユーロドルは軟調。17時時点では1.0756ドルと15時時点(1.0786ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ安水準だった。欧州入り後はオセアニア通貨安や欧州株安に連れて売りが先行した。その後も、フランスやユーロ圏のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が下方修正されたことで、17時前には6月12日以来となる1.0755ドルまで弱含んだ。

 オセアニア通貨は下げ幅拡大。豪準備銀行(RBA)の金利引き上げ打ち止め感が高まったことや、中国・香港株の軟調な動きなどが重しになり、オセアニア通貨は下げ幅を拡大した。豪ドル/ドルは0.6370ドルまで弱含み、先月17日に付けた年初来安値0.6365ドルに接近。豪ドル円は94.71円を頭に、93.61円まで下値を広げている。
 また、NZドル/ドルは0.5874ドルまで下がり、昨年11月10日以来の安値を更新。NZドル円も86.33円までじり安。

 ドル円は買い一服。17時時点では146.91円と15時時点(146.84円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。オセアニア通貨に対するドル買いに連れるかたちでドル円も147.08円まで上値を広げた。しかし、値ごろ感の売りや、クロス円の売りも出ていることで買いは一服。

 ユーロ円は弱含み。17時時点では158.02円と15時時点(158.38円)と比べて36銭程度のユーロ安水準だった。欧州株式市場が軒並み下落して始まったことや、欧州経済指標の下方修正を嫌気し、早朝に付けた日通し安値を小幅に下抜け158.02円まで弱含んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.39円 - 147.08円
ユーロドル:1.0755ドル - 1.0798ドル
ユーロ円:158.02円 - 158.41円


(松井)
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