東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、弱含み

 31日午後の東京外国為替市場でユーロドルは弱含み。17時時点では1.0892ドルと15時時点(1.0918ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。独長期金利が低下して始まると欧州勢が売りで参入。シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事が「ユーロ圏の先行きは依然として極めて不透明」と発言したことも嫌気され、一時1.0889ドルまで日通し安値を更新した。

 ユーロ円は軟調。17時時点では158.93円と15時時点(159.30円)と比べて37銭程度のユーロ安水準だった。欧州勢参入後にユーロ安が進んだ流れに沿った。昨日に15年ぶりの高値を付けた後だけに利益確定売りが活発化し、一時158.78円まで売り込まれた。

 ドル円は17時時点では145.91円と15時時点(145.91円)とほぼ同水準だった。時間外の米10年債利回りが低下したうえ、ボスティック米アトランタ連銀総裁の「過度な引き締めは無用な害を及ぼす」とのハト派的発言を受けて一時145.72円まで下落。ただ、米金利の低下が一服すると下げ渋っている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:145.72円 - 146.25円
ユーロドル:1.0889ドル - 1.0940ドル
ユーロ円:158.78円 - 159.75円

(越後)
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