ロンドン為替見通し=4-6月期ユーロ圏GDP確定値のネガティブサプライズに要警戒か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、4-6月期ユーロ圏GDP確定値に注目しつつ、1.0700ドルの攻防戦を見極める展開が予想される。
ユーロドルの安値は、5日が1.0707ドル、6日が1.0703ドルまでで、1.0700ドルの大口の買いオーダーや本日の大きめのNYカットオプションが下値を支える構図が続いている。
4-6月期ユーロ圏GDP確定値の予想は前期比+0.3%、前年比+0.6%と、速報値と変わらずと見込まれている。
ユーロ圏のGDPは、2022年10-12月期は前期比-0.1%だったが、2023年1-3月期が速報値のマイナスから±0.0%へ上方修正されたため、リセッション(景気後退)入りが回避された。しかし、年後半に向けてリセッション入りが警戒されており、4-6月期GDP確定値の下方修正の可能性には警戒しておきたい。
欧州中央銀行(ECB)の調査では、消費者は今後12カ月間の経済成長率予想を6月のマイナス0.6%からマイナス0.7%に変更しており、やや悲観的な見方が強まりつつある。
リスクシナリオは、大幅な下方修正というネガティブサプライズを受けた売り仕掛けとなる。
本日は、複数の欧州中央銀行(ECB)高官の講演が予定されているが、14日の欧州中央銀行(ECB)理事会の1週間前のブラックアウト期間に入るため、金融政策に関する発言はないことになっている。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0824ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:159.76円(8/30高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0667ドル(6/6安値)
・ユーロ円:157.65円(日足一目均衡表・基準線)
(山下)
ユーロドルの安値は、5日が1.0707ドル、6日が1.0703ドルまでで、1.0700ドルの大口の買いオーダーや本日の大きめのNYカットオプションが下値を支える構図が続いている。
4-6月期ユーロ圏GDP確定値の予想は前期比+0.3%、前年比+0.6%と、速報値と変わらずと見込まれている。
ユーロ圏のGDPは、2022年10-12月期は前期比-0.1%だったが、2023年1-3月期が速報値のマイナスから±0.0%へ上方修正されたため、リセッション(景気後退)入りが回避された。しかし、年後半に向けてリセッション入りが警戒されており、4-6月期GDP確定値の下方修正の可能性には警戒しておきたい。
欧州中央銀行(ECB)の調査では、消費者は今後12カ月間の経済成長率予想を6月のマイナス0.6%からマイナス0.7%に変更しており、やや悲観的な見方が強まりつつある。
リスクシナリオは、大幅な下方修正というネガティブサプライズを受けた売り仕掛けとなる。
本日は、複数の欧州中央銀行(ECB)高官の講演が予定されているが、14日の欧州中央銀行(ECB)理事会の1週間前のブラックアウト期間に入るため、金融政策に関する発言はないことになっている。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0824ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:159.76円(8/30高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0667ドル(6/6安値)
・ユーロ円:157.65円(日足一目均衡表・基準線)
(山下)