ロンドン為替見通し=欧インフレ指標や英GDPにらみつつ欧州通貨の動き追う展開
ロンドンタイムは、欧・英経済指標の強弱をにらみ、欧州通貨の動きを追うことになる。インフレ動向や景況の強弱など数字の振れに反応しつつ、米金利の動きがより本格化してくるNYタイムを待つことになるか。
昨日は予想を上回る独消費者物価指数(CPI)を支援にユーロ買いが先行した。ただ、NYタイムに米経済指標の良好な結果を受けた米金利上昇でドル買いが強まるとユーロは失速。本日もまずは仏CPIやユーロ圏消費者物価指数(HICP)の予想比での強弱への反応を見定めることになる。
その他、イングランド銀行(BOE)の利上げが経済活動の重しになるとの懸念もあるなか1-3月期英国内総生産(GDP)が発表予定。改定値だが、タカ派な金融政策の悪影響が不安視される状況で下方修正となれば、市場がポンド売りで反応する可能性もある。
これらの指標への反応を一通りこなした後、NYタイムには米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する米個人消費価格指数(PCEコアデフレーター)の5月分が発表となる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:27日高値1.0977ドル。
・ポンドドル:日足一目均衡表・転換線1.2714ドル。
想定レンジ下限
・ユーロドル:13日安値1.0756ドル。
・ポンドドル:5月25日から6月16日の上昇幅の61.8%押し1.2514ドル。
(関口)
昨日は予想を上回る独消費者物価指数(CPI)を支援にユーロ買いが先行した。ただ、NYタイムに米経済指標の良好な結果を受けた米金利上昇でドル買いが強まるとユーロは失速。本日もまずは仏CPIやユーロ圏消費者物価指数(HICP)の予想比での強弱への反応を見定めることになる。
その他、イングランド銀行(BOE)の利上げが経済活動の重しになるとの懸念もあるなか1-3月期英国内総生産(GDP)が発表予定。改定値だが、タカ派な金融政策の悪影響が不安視される状況で下方修正となれば、市場がポンド売りで反応する可能性もある。
これらの指標への反応を一通りこなした後、NYタイムには米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する米個人消費価格指数(PCEコアデフレーター)の5月分が発表となる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:27日高値1.0977ドル。
・ポンドドル:日足一目均衡表・転換線1.2714ドル。
想定レンジ下限
・ユーロドル:13日安値1.0756ドル。
・ポンドドル:5月25日から6月16日の上昇幅の61.8%押し1.2514ドル。
(関口)