NY為替見通し=NY午前は雇用指数、午後はFRB要人講演で上下することに
本日もドル円は年初来高値を更新しているものの、為替介入への警戒感から147.80円台で上値は抑えられている。ユーロドルも、本日を含め3営業日続けて1.07ドルを割り込めないでいる。本日はドル買いトレンドが一服するのか、引き続きドルが堅調推移するのかを見定める必要がある。その中で、本日は米雇用指標(前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数ほか)や、NY時間午後に多くの米連邦準備理事会(FRB)要人の講演内容で上下することになりそうだ。
前週分の米新規失業保険申請件数は前回値より若干増加、一方で失業保険継続受給者数は前回値より小幅に減少するとの予想になっている。先週の同指標発表時は7月米個人消費支出(PCE)が同時に発表されたこともあり、これらの指標では市場の反応が薄かったが、本日は他には4-6月期米非農業部門労働生産性の改定値以外の主だった指標発表が無いことで、申請件数・受給者数が予想と乖離があった場合は市場が動意づくことになりそうだ。
また、上述のようにNY午後を中心に多くのFRB要人の講演が予定されている。時間帯順にハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ボウマン米FRB理事と、今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバーが登壇することで、市場は大きく動意づく可能性がありそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目途は、これまでの本日高値147.87円。その上は昨年11月4日高値148.40円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目途は、昨日のNY時間安値147.13円から昨日安値147.02円が最初の支持帯。その下は4日安値146.39円。
(松井)
前週分の米新規失業保険申請件数は前回値より若干増加、一方で失業保険継続受給者数は前回値より小幅に減少するとの予想になっている。先週の同指標発表時は7月米個人消費支出(PCE)が同時に発表されたこともあり、これらの指標では市場の反応が薄かったが、本日は他には4-6月期米非農業部門労働生産性の改定値以外の主だった指標発表が無いことで、申請件数・受給者数が予想と乖離があった場合は市場が動意づくことになりそうだ。
また、上述のようにNY午後を中心に多くのFRB要人の講演が予定されている。時間帯順にハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ボウマン米FRB理事と、今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバーが登壇することで、市場は大きく動意づく可能性がありそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目途は、これまでの本日高値147.87円。その上は昨年11月4日高値148.40円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目途は、昨日のNY時間安値147.13円から昨日安値147.02円が最初の支持帯。その下は4日安値146.39円。
(松井)