ロンドン為替見通し=ユーロドル、14日ECB理事会控えてオプションが値動き抑制か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、14日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて、動きづらい展開の中、NYカットオプション(1.0700ドル、1.0720ドル、1.0725ドル)が値動きを抑制する展開が予想される。
14日のECB理事会に関しては、10会合連続の利上げが決まるとのタカ派的な見通しと9月据え置き、10月利上げというタカ派的な休止との見通しが拮抗している。
ユーロドルは、ECB理事会に向けて、NYカットオプション(11日:1.0700ドル、12日:1.0700ドル、1.0720ドル、1.0725ドル)が値動きを抑制する展開が予想される。
ユーロドルのテクニカル分析では、1.1276ドルを頭とするヘッド・アンド・ショルダーのネック・ラインや200日移動平均線を下回りつつあるため、下値リスクが高まりつつある。すなわち、ユーロドルのチャートは、ターミナルレート(利上げの最終到達点)に到達して、ユーロ圏の景況感悪化による利上げを織り込みつつあるのかもしれない。
ポンドドルは、イングランド銀行による利上げ継続観測が後退していることで、1.24ドル台まで下げており、さらなる売り材料には警戒しておきたい。攻防の分岐点である200日移動平均線は、本日1.2428ドルに位置している。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0816ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:159.76円(8/30高値)
・ポンドドル:1.2596ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ポンド円:184.56円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0635ドル(5/31安値)
・ユーロ円:156.35円(8/8安値)
・ポンドドル:1.2369ドル(6/5安値)
・ポンド円: 182.38円(8/9安値)
(山下)
14日のECB理事会に関しては、10会合連続の利上げが決まるとのタカ派的な見通しと9月据え置き、10月利上げというタカ派的な休止との見通しが拮抗している。
ユーロドルは、ECB理事会に向けて、NYカットオプション(11日:1.0700ドル、12日:1.0700ドル、1.0720ドル、1.0725ドル)が値動きを抑制する展開が予想される。
ユーロドルのテクニカル分析では、1.1276ドルを頭とするヘッド・アンド・ショルダーのネック・ラインや200日移動平均線を下回りつつあるため、下値リスクが高まりつつある。すなわち、ユーロドルのチャートは、ターミナルレート(利上げの最終到達点)に到達して、ユーロ圏の景況感悪化による利上げを織り込みつつあるのかもしれない。
ポンドドルは、イングランド銀行による利上げ継続観測が後退していることで、1.24ドル台まで下げており、さらなる売り材料には警戒しておきたい。攻防の分岐点である200日移動平均線は、本日1.2428ドルに位置している。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0816ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:159.76円(8/30高値)
・ポンドドル:1.2596ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ポンド円:184.56円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0635ドル(5/31安値)
・ユーロ円:156.35円(8/8安値)
・ポンドドル:1.2369ドル(6/5安値)
・ポンド円: 182.38円(8/9安値)
(山下)