欧州マーケットダイジェスト・13日 株安・円小動き・ユーロもみ合い
(13日終値:14日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.32円(13日15時時点比△0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.29円(△0.03円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0744ドル(△0.0001ドル)
FTSE100種総合株価指数:7525.99(前営業日比▲1.54)
ドイツ株式指数(DAX):15654.03(▲61.50)
10年物英国債利回り:4.347%(▲0.069%)
10年物独国債利回り:2.651%(△0.008%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月英国内総生産(GDP、前月比) ▲0.5% 0.5%
7月英鉱工業生産指数(前月比) ▲0.7% 1.8%
製造業生産高(前月比) ▲0.8% 2.4%
7月英商品貿易収支 140.64億ポンドの赤字 154.55億ポンドの赤字
7月英貿易収支 34.46億ポンドの赤字 47.87億ポンドの赤字
7月ユーロ圏鉱工業生産
前月比 ▲1.1% 0.4%・改
前年比 ▲2.2% ▲1.1%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルはもみ合い。8月米消費者物価指数(CPI)が前年比3.7%上昇と予想の3.6%上昇を上回ったことが分かると全般ドル買いが先行。21時30分頃に一時1.0711ドルと日通し安値を付けた。
ただ、エネルギーと食品を除くコア指数は前年比4.3%上昇と7月の4.7%上昇から減速し、市場予想通りとなった。米連邦準備理事会(FRB)が19-20日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの見方が意識され、ドル買いの勢いは後退した。21時50分頃には1.0761ドル付近まで値を戻している。
米CPIを受けた売買が交錯したあとは徐々に値動きが細った。明日14日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に様子見ムードが強まり、1.07ドル台半ばでの狭いレンジに終始した。
・ドル円ももみ合い。米インフレ指標発表直後には147.73円と日通し高値を付けたものの、すぐに失速した。2時30分前には147.17円付近まで下押しした。米長期金利につれた動きとなった。
なお、米長期金利の指標である米10年債利回りは一時4.3420%前後と8月22日以来の高水準を付けたものの、すぐに低下。3時過ぎには4.2306%前後まで下げた。
・ユーロ円は一進一退。ドル円とユーロドルがいずれももみ合いとなったことで、ユーロ円も大きな方向感が出なかった。
・ロンドン株式相場は5日ぶりに小反落。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りが出た。ただ、8月米CPIの発表を控えて様子見姿勢も強く、一本調子で下落する展開にはならなかった。BPやシェルなどエネルギー株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が軟調だった。半面、HSBCやバークレイズなど金融株が買われた。
・フランクフルト株式相場は続落。8月米CPIの発表を控えて様子見姿勢が強い中、持ち高整理の売りが優勢となった。個別ではバイエル(4.63%安)やアディダス(1.91%安)、シーメンス・ヘルシニアーズ(1.45%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=147.32円(13日15時時点比△0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.29円(△0.03円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0744ドル(△0.0001ドル)
FTSE100種総合株価指数:7525.99(前営業日比▲1.54)
ドイツ株式指数(DAX):15654.03(▲61.50)
10年物英国債利回り:4.347%(▲0.069%)
10年物独国債利回り:2.651%(△0.008%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月英国内総生産(GDP、前月比) ▲0.5% 0.5%
7月英鉱工業生産指数(前月比) ▲0.7% 1.8%
製造業生産高(前月比) ▲0.8% 2.4%
7月英商品貿易収支 140.64億ポンドの赤字 154.55億ポンドの赤字
7月英貿易収支 34.46億ポンドの赤字 47.87億ポンドの赤字
7月ユーロ圏鉱工業生産
前月比 ▲1.1% 0.4%・改
前年比 ▲2.2% ▲1.1%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルはもみ合い。8月米消費者物価指数(CPI)が前年比3.7%上昇と予想の3.6%上昇を上回ったことが分かると全般ドル買いが先行。21時30分頃に一時1.0711ドルと日通し安値を付けた。
ただ、エネルギーと食品を除くコア指数は前年比4.3%上昇と7月の4.7%上昇から減速し、市場予想通りとなった。米連邦準備理事会(FRB)が19-20日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの見方が意識され、ドル買いの勢いは後退した。21時50分頃には1.0761ドル付近まで値を戻している。
米CPIを受けた売買が交錯したあとは徐々に値動きが細った。明日14日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に様子見ムードが強まり、1.07ドル台半ばでの狭いレンジに終始した。
・ドル円ももみ合い。米インフレ指標発表直後には147.73円と日通し高値を付けたものの、すぐに失速した。2時30分前には147.17円付近まで下押しした。米長期金利につれた動きとなった。
なお、米長期金利の指標である米10年債利回りは一時4.3420%前後と8月22日以来の高水準を付けたものの、すぐに低下。3時過ぎには4.2306%前後まで下げた。
・ユーロ円は一進一退。ドル円とユーロドルがいずれももみ合いとなったことで、ユーロ円も大きな方向感が出なかった。
・ロンドン株式相場は5日ぶりに小反落。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りが出た。ただ、8月米CPIの発表を控えて様子見姿勢も強く、一本調子で下落する展開にはならなかった。BPやシェルなどエネルギー株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が軟調だった。半面、HSBCやバークレイズなど金融株が買われた。
・フランクフルト株式相場は続落。8月米CPIの発表を控えて様子見姿勢が強い中、持ち高整理の売りが優勢となった。個別ではバイエル(4.63%安)やアディダス(1.91%安)、シーメンス・ヘルシニアーズ(1.45%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。
(中村)