東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 14日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では147.08円とニューヨーク市場の終値(147.46円)と比べて38銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが低下して始まると、本邦長期債利回りも低下して始まった。しかし、本日後場に行われる20年債入札が不調に終わるとの憶測が高く、本邦長期金利は低下幅を縮小し0.70%台後半で推移している。一方で米債利回りは依然低下幅を広げるなど、日米金利差の縮小期待でドル円は朝から上値が重く、10時過ぎには147.03円まで弱含んだ。

 ユーロドルは小幅高。10時時点では1.0740ドルとニューヨーク市場の終値(1.0730ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りが支えになり小高く推移。もっとも、本日欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれることで、積極的にリスクを取る地合いではなく値動きは限定的。

 ユーロ円は軟調。10時時点では157.97円とニューヨーク市場の終値(158.22円)と比べて25銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の売りに連れて軟調な動き、一時昨日安値を割り込み157.92円まで下押ししている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.03円 - 147.46円
ユーロドル:1.0728ドル - 1.0742ドル
ユーロ円:157.92円 - 158.31円


(松井)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。