ニューヨーク外国為替市場概況・18日 ドル円、反落

 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は147.61円と前営業日NY終値(147.85円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。前週末に一時147.95円と昨年11月4日以来約10カ月ぶりの高値を付けたあとだけにポジション調整目的の売りなどが出たものの、NY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や21-22日の日銀金融政策決定会合を前に様子見ムードが広がり、大きな方向感が出なかった。NY時間の安値は147.58円、高値は147.77円で値幅は19銭程度と小さかった。

 ユーロドルは続伸。終値は1.0692ドルと前営業日NY終値(1.0657ドル)と比べて0.0035ドル程度のユーロ高水準だった。22時過ぎに一時1.0655ドルと日通し安値を付けたものの、9月米NAHB住宅市場指数が45と予想の49を下回ったことが分かるとユーロ買い・ドル売りが優勢に。独長期金利が上昇した一方、米長期金利が低下したこともユーロ買い・ドル売りを誘った。前週末の高値1.0688ドルを上抜けると一時1.0699ドルまで上値を伸ばした。
 なお、一部通信社が報じたところによると「欧州中央銀行(ECB)は過剰流動性に対処する方法を近く議論する予定」「幾人かのECBメンバーは準備金の引き上げについて賛成している」などと伝わった。

 ユーロ円は続伸。終値は157.82円と前営業日NY終値(157.58円)と比べて24銭程度のユーロ高水準。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、ユーロドルの上昇をきっかけに円売り・ユーロ買いが広がった。前週末の高値157.90円を上抜けると一時157.94円まで値を上げた。

本日の参考レンジ
ドル円:147.56円 - 147.88円
ユーロドル:1.0655ドル - 1.0699ドル
ユーロ円:157.35円 - 157.94円

(中村)
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