東京外国為替市場概況・10時 ドル円、年初来高値更新

 21日の東京外国為替市場でドル円は年初来高値更新。10時時点では148.40円とニューヨーク市場の終値(148.34円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。時間外の米2年債利回りは17年ぶりとなる5.19%台まで上昇するなど、米・中長期金利の上昇でドルが全面高の展開に。ドル円は昨日高値を上回り、昨年11月1日以来となる148.46円まで上値を伸ばし、再び年初来高値を更新した。もっとも、本邦長期金利も2013年12月以来となる0.74%まで上昇していることや、円買い介入への警戒感もあることでドルの上げ幅は緩やかだった。

 ユーロドルは軟調。10時時点では1.0631ドルとニューヨーク市場の終値(1.0661ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ安水準だった。米金利上昇でユーロドルも軟調な動き。3月17日以来の安値となる1.0628ドルまでユーロ売り・ドル買いが進んだ。また、ポンドドルは5月26日安値に並ぶ1.2311ドルまで弱含んだ。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では157.77円とニューヨーク市場の終値(158.15円)と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。日米の中長期金利上昇による株安を懸念し、昨日安値を割り込み157.71円まで弱含んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.19円 - 148.46円
ユーロドル:1.0628ドル - 1.0665ドル
ユーロ円:157.71円 - 158.15円


(松井)
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