ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、底堅い

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。2時時点では149.09円と24時時点(149.04円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。財務省幹部の発言「介入実施の有無についてコメントせず」が伝わると、本日安値からの戻り高値となる149.33円まで上昇。もっとも一巡後は149円を割り込む場面もあった。米株が下げ幅を広げたことを受け、クロス円が円高に傾いたことに引きずられた。しかしながら、高止まりする米長期金利が依然として支えとなり、再び149円前半でじり高となった。

 ユーロ円は伸び悩み。2時時点では155.98円と24時時点(156.13円)と比べて15銭程度のユーロ安水準。ドル円が戻り高値を更新したタイミングで156.20円台までじり高となった。ただしその後、軟調なままで終えた欧州株や地合い弱い米株を眺めて155.80円台まで上値を切り下げた。

 ユーロドルは上値が重い。2時時点では1.0462ドルと24時時点(1.0475ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準となった。米長期金利の上下に付いて行く動き。10年債利回りが4.79%手前まで上昇するのを眺め、1.0448ドルまでユーロ安ドル高が進んだ。米金利の上昇が一服すると1.0470ドル台まで下値を切り上げるも、買い戻しの勢いはそれ以上強まらなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.43円 - 150.16円
ユーロドル:1.0448ドル - 1.0493ドル
ユーロ円:154.46円 - 157.36円


(小針)
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