欧州マーケットダイジェスト・4日 株まちまち・金利低下・ユーロ底堅い
(4日終値:5日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=149.07円(4日15時時点比▲0.15円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.55円(△0.33円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0502ドル(△0.0034ドル)
FTSE100種総合株価指数:7412.45(前営業日比▲57.71)
ドイツ株式指数(DAX):15099.92(△14.71)
10年物英国債利回り:4.579%(▲0.018%)
10年物独国債利回り:2.919%(▲0.049%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月仏サービス部門PMI改定値 44.4 43.9
9月独サービス部門PMI改定値 50.3 49.8
9月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 48.7 48.4
9月英サービス部門PMI改定値 49.3 47.2
8月ユーロ圏小売売上高
前月比 ▲1.2% ▲0.1%・改
前年比 ▲2.1% ▲1.0%
8月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比 0.6% ▲0.5%
前年比 ▲11.5% ▲7.6%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。米10年債利回りが時間外取引で一時4.8799%前後と2007年8月以来の高水準を記録するとユーロ売り・ドル買いが先行。欧州序盤に一時1.0451ドルと日通し安値を付けた。
ただ、前日に付けた年初来安値1.0448ドルや昨年12月7日の安値1.0443ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米10年債利回りが4.72%台まで低下したことも相場の支援材料となり、22時前に一時1.0532ドルと日通し高値を更新した。9月ADP全米雇用報告が予想より弱い内容となったことも買い戻しを誘った。
・ドル円は売り先行後、もみ合い。政府・日銀による為替介入への警戒が高まる中、米長期金利が低下すると円買い・ドル売りが先行。16時30分過ぎに一時148.74円と日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後は149.00円を挟んだもみ合いに終始した。なお、この日発表の9月米ISM非製造業景況指数は53.6と市場予想通りの結果となったため、相場の反応は限られた。
・ユーロ円は下値が堅かった。日本時間夕刻に一時155.83円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、19時30分前に156.77円と日通し高値を付けた。NYの取引時間帯に入ると、156円台半ばでのもみ合いに終始した。
・カナダドルは軟調。WTI原油先物価格が一時5%超急落すると、産油国通貨とされるカナダドルに売りが集まった。対米ドルでは1.3780カナダドル、対円では108.14円、対ユーロでは1.4468カナダドルまで値を下げた。
・ロンドン株式相場は3日続落。前日の米国株や本日の日本株の急落を受けて英株にも売りが波及した。原油先物価格の大幅下落を背景にBPやシェルなどエネルギー株に売りが集まったほか、リオ・ティントやグレンコアなど素材株が軟調だった。半面、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株は買われた。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反発。前日の米国株や本日の日本株の急落を受けて、運用リスクを回避する売りが出た。半面、米長期金利の上昇が一服したことでこの日の米国株相場が底堅く推移すると買い戻しが入り上げに転じた。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(4.01%高)やシムライズ(1.71%高)、シーメンス・ヘルシニアーズ(1.26%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=149.07円(4日15時時点比▲0.15円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.55円(△0.33円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0502ドル(△0.0034ドル)
FTSE100種総合株価指数:7412.45(前営業日比▲57.71)
ドイツ株式指数(DAX):15099.92(△14.71)
10年物英国債利回り:4.579%(▲0.018%)
10年物独国債利回り:2.919%(▲0.049%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月仏サービス部門PMI改定値 44.4 43.9
9月独サービス部門PMI改定値 50.3 49.8
9月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 48.7 48.4
9月英サービス部門PMI改定値 49.3 47.2
8月ユーロ圏小売売上高
前月比 ▲1.2% ▲0.1%・改
前年比 ▲2.1% ▲1.0%
8月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比 0.6% ▲0.5%
前年比 ▲11.5% ▲7.6%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。米10年債利回りが時間外取引で一時4.8799%前後と2007年8月以来の高水準を記録するとユーロ売り・ドル買いが先行。欧州序盤に一時1.0451ドルと日通し安値を付けた。
ただ、前日に付けた年初来安値1.0448ドルや昨年12月7日の安値1.0443ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米10年債利回りが4.72%台まで低下したことも相場の支援材料となり、22時前に一時1.0532ドルと日通し高値を更新した。9月ADP全米雇用報告が予想より弱い内容となったことも買い戻しを誘った。
・ドル円は売り先行後、もみ合い。政府・日銀による為替介入への警戒が高まる中、米長期金利が低下すると円買い・ドル売りが先行。16時30分過ぎに一時148.74円と日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後は149.00円を挟んだもみ合いに終始した。なお、この日発表の9月米ISM非製造業景況指数は53.6と市場予想通りの結果となったため、相場の反応は限られた。
・ユーロ円は下値が堅かった。日本時間夕刻に一時155.83円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、19時30分前に156.77円と日通し高値を付けた。NYの取引時間帯に入ると、156円台半ばでのもみ合いに終始した。
・カナダドルは軟調。WTI原油先物価格が一時5%超急落すると、産油国通貨とされるカナダドルに売りが集まった。対米ドルでは1.3780カナダドル、対円では108.14円、対ユーロでは1.4468カナダドルまで値を下げた。
・ロンドン株式相場は3日続落。前日の米国株や本日の日本株の急落を受けて英株にも売りが波及した。原油先物価格の大幅下落を背景にBPやシェルなどエネルギー株に売りが集まったほか、リオ・ティントやグレンコアなど素材株が軟調だった。半面、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株は買われた。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反発。前日の米国株や本日の日本株の急落を受けて、運用リスクを回避する売りが出た。半面、米長期金利の上昇が一服したことでこの日の米国株相場が底堅く推移すると買い戻しが入り上げに転じた。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(4.01%高)やシムライズ(1.71%高)、シーメンス・ヘルシニアーズ(1.26%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。
(中村)