ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上値重い

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。24時時点では148.60円と22時時点(148.93円)と比べて33銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.69%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行し、23時前に一時148.54円付近まで値を下げた。その後の戻りも148.78円付近にとどまった。

 ユーロドルはじり高。24時時点では1.0530ドルと22時時点(1.0515ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準となった。米長期金利が低下したタイミングでユーロ買い・ドル売りが強まると、前日の高値1.0532ドルを上抜けて一時1.0533ドルまで値を上げた。

 ユーロ円は24時時点では156.48円と22時時点(156.59円)と比べて11銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが出て一時156.30円付近まで下押しした。

 メキシコペソは軟調。対ドルで一時18.2273ペソと4月10日以来約半年ぶりの安値を付けたほか、対円では8.16円と8月7日以来約2カ月ぶりの安値を更新した。同国の代表的な株式指数であるボルサ指数が4%超急落したことなどがペソ売りを誘ったようだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.26円 - 149.12円
ユーロドル:1.0500ドル - 1.0533ドル
ユーロ円:156.09円 - 156.79円


(中村)
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