ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、弱含み

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。2時時点では148.40円と24時時点(148.60円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。米金利の上昇一服がドル売り戻しに繋がっているようであり、一時148.38円付近まで下押しした。
 なお、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は今後の金融政策について、「いかなる決定も急ぐ必要はない」と述べた。また「労働市場と物価の減速が続けば」と前置きしながら「金利据え置きは可能」との見解を示した。

 ユーロドルは底堅い。2時時点では1.0536ドルと24時時点(1.0530ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準となった。米金利動向を眺めながら全般ドル安に傾く流れに沿い、1.0540ドルまで日通し高値を更新した。またポンドドルも1.2188ドルまで上値を伸ばしている。

 ユーロ円は上値が重い。2時時点では156.35円と24時時点(156.48円)と比べて13銭程度のユーロ安水準。米株が売り優勢に推移したことも重しに、156.22円までユーロ売り円買いが進んだ。
 他、カナダドル円が108.01円まで売られ、東京時間につけた107.98円に迫る場面があった。ニューヨーク序盤に持ち直したWTI原油先物が再び軟調となり、産油国通貨でもあるカナダドルに下落圧力が強まった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.26円 - 149.12円
ユーロドル:1.0500ドル - 1.0540ドル
ユーロ円:156.09円 - 156.79円


(小針)
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