NYマーケットダイジェスト・6日 株高・金利上昇・原油高・ドル失速・円安(1)
(6日終値)
ドル・円相場:1ドル=149.32円(前営業日比△0.81円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.07円(△1.38円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0586ドル(△0.0036ドル)
ダウ工業株30種平均:33407.58ドル(△288.01ドル)
ナスダック総合株価指数:13431.34(△211.51)
10年物米国債利回り:4.80%(△0.08%)
WTI原油先物11月限:1バレル=82.79ドル(△0.48ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1845.2ドル(△13.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月米雇用統計
失業率 3.8% 3.8%
非農業部門雇用者数変化 33.6万人 22.7万人・改
平均時給(前月比) 0.2% 0.2%
平均時給(前年比) 4.2% 4.3%
8月米消費者信用残高 ▲156.3億ドル 109.9億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは3日続伸。米労働省が発表した9月米雇用統計では非農業部門雇用者数が33.6万人増と予想の17.0万人増を大きく上回ったうえ、過去2カ月分が上方修正された。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化観測が広がり、米10年債利回りは一時4.8852%前後と2007年7月以来の高水準を記録。全般ドル買いが先行し、一時1.0483ドルと日通し安値を更新した。
ただ、そのあとは失業率と平均時給が予想より弱い内容となったことに注目が集まり始め、米10年債利回りが4.74%台まで上昇幅を縮小。一転ドル売りが優勢となり、0時30分過ぎに1.0600ドルと日通し高値を更新した。その後の下押しも1.0576ドル付近にとどまった。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは22時前に付けた高値106.97から105.95まで急低下した。
・ドル円は反発。米雇用統計の結果が伝わると一時149.53円と日通し高値を付けたものの、心理的節目である150円に近づくと、政府・日銀による為替介入への警戒から上値が重くなった。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場の重しとなり、0時30分過ぎには149.04円付近まで下押しした。もっとも、米国株高を背景にクロス円が上昇した影響も受けたため、下値は限定的だった。
・ユーロ円は3日続伸。22時前に156.64円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値156.46円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。3時30分過ぎに一時158.26円と日通し高値を更新した。寄り付き直後に270ドル超下落したダウ平均が反発し、一時430ドル超上昇するとリスク・オンの円売りが優勢となった。
・カナダドル円は堅調。カナダ統計局が発表した9月カナダ雇用統計で、新規雇用者数が6.38万人増と予想の2.00万人増を大幅に上回り、失業率が5.5%と予想の5.6%より強い内容となったことが分かるとカナダドル買いが先行。3時30分過ぎに一時109.43円と日通し高値を更新した。米株価やWTI原油先物価格の持ち直しも相場の支援材料となった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=149.32円(前営業日比△0.81円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.07円(△1.38円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0586ドル(△0.0036ドル)
ダウ工業株30種平均:33407.58ドル(△288.01ドル)
ナスダック総合株価指数:13431.34(△211.51)
10年物米国債利回り:4.80%(△0.08%)
WTI原油先物11月限:1バレル=82.79ドル(△0.48ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1845.2ドル(△13.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月米雇用統計
失業率 3.8% 3.8%
非農業部門雇用者数変化 33.6万人 22.7万人・改
平均時給(前月比) 0.2% 0.2%
平均時給(前年比) 4.2% 4.3%
8月米消費者信用残高 ▲156.3億ドル 109.9億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは3日続伸。米労働省が発表した9月米雇用統計では非農業部門雇用者数が33.6万人増と予想の17.0万人増を大きく上回ったうえ、過去2カ月分が上方修正された。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化観測が広がり、米10年債利回りは一時4.8852%前後と2007年7月以来の高水準を記録。全般ドル買いが先行し、一時1.0483ドルと日通し安値を更新した。
ただ、そのあとは失業率と平均時給が予想より弱い内容となったことに注目が集まり始め、米10年債利回りが4.74%台まで上昇幅を縮小。一転ドル売りが優勢となり、0時30分過ぎに1.0600ドルと日通し高値を更新した。その後の下押しも1.0576ドル付近にとどまった。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは22時前に付けた高値106.97から105.95まで急低下した。
・ドル円は反発。米雇用統計の結果が伝わると一時149.53円と日通し高値を付けたものの、心理的節目である150円に近づくと、政府・日銀による為替介入への警戒から上値が重くなった。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場の重しとなり、0時30分過ぎには149.04円付近まで下押しした。もっとも、米国株高を背景にクロス円が上昇した影響も受けたため、下値は限定的だった。
・ユーロ円は3日続伸。22時前に156.64円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値156.46円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。3時30分過ぎに一時158.26円と日通し高値を更新した。寄り付き直後に270ドル超下落したダウ平均が反発し、一時430ドル超上昇するとリスク・オンの円売りが優勢となった。
・カナダドル円は堅調。カナダ統計局が発表した9月カナダ雇用統計で、新規雇用者数が6.38万人増と予想の2.00万人増を大幅に上回り、失業率が5.5%と予想の5.6%より強い内容となったことが分かるとカナダドル買いが先行。3時30分過ぎに一時109.43円と日通し高値を更新した。米株価やWTI原油先物価格の持ち直しも相場の支援材料となった。
(中村)