ロンドン為替見通し=経済指標や中銀高官発言ケアしつつNYの動き待つことになりそう

 ロンドンタイムは、強弱混在の結果が見込まれる8月ユーロ圏鉱工業生産(予想:前月比0.1%/前年比-3.5%、7月:前回値 前月比-1.1%/前年比-2.2%)をにらみつつ、デフレ懸念が続いていることを示唆する内容となった中国インフレ指標が与える影響にも一応留意しながら欧州通貨の動きを追うことになるか。

 中銀関連では講演予定のナーゲル独連銀総裁やイングランド銀行(英中銀、BOE)のベイリー総裁の見解に耳を傾けつつ、NY入りにかけての時間帯22時からだがパネルディスカッションに参加するラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の発言にも注目。

 ただ、やはり支配的なのは米金融政策の行方を見据えたドル相場の影響。欧州の経済指標や中銀高官の発言をケアしつつNYタイムの動きを待つ状態。NYタイムに10月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)発表にともない明らかになる消費者のインフレ期待の状況などが注目されそうだ。


想定レンジ上限
・ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.0609ドル。
・ポンドドル:日足一目均衡表・基準線1.2293ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:6日安値1.0483ドル。
・ポンドドル:6日安値1.2106ドル。

(関口)
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