欧州マーケットダイジェスト・24日 株高・金利低下・ユーロ安
(24日終値:25日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=149.86円(24日15時時点比△0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.69円(▲1.18円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0589ドル(▲0.0091ドル)
FTSE100種総合株価指数:7389.70(前営業日比△14.87)
ドイツ株式指数(DAX):14879.94(△79.22)
10年物英国債利回り:4.539%(▲0.060%)
10年物独国債利回り:2.828%(▲0.046%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月英雇用統計
失業率 4.0% 3.9%・改
失業保険申請件数 2.04万件 ▲0.90万件・改
6-8月英失業率(ILO方式) 4.2% 4.3%
11月独消費者信頼感指数(Gfk調査) ▲28.1 ▲26.7・改
10月仏製造業PMI速報値 42.6 44.2
10月仏サービス部門PMI速報値 46.1 44.4
10月独製造業PMI速報値 40.7 39.6
10月独サービス部門PMI速報値 48.0 50.3
10月ユーロ圏製造業PMI速報値 43.0 43.4
10月ユーロ圏サービス部門PMI速報値 47.8 48.7
10月英製造業PMI速報値 45.2 44.3
10月英サービス部門PMI速報値 49.2 49.3
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは軟調だった。この日発表されたドイツやユーロ圏の10月購買担当者景気指数(PMI)速報値が低調な内容となった一方、米国の同月PMI速報値は予想より強い内容となったことから、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。0時30分過ぎには一時1.0583ドルと日通し安値を更新した。
ユーロはドル以外の通貨に対しても売られた。対豪ドルでは一時1.6656豪ドル、対NZドルでは1.8123NZドル、対カナダドルでは1.4539カナダドル、対スイスフランでは0.9459スイスフランまで値を下げた。
・ドル円は頭が重かった。時間外の米10年債利回りが4.79%台まで低下したことを手掛かりに円買い・ドル売りが先行。18日の安値149.49円を下抜けると目先のストップロスを誘発し一時149.32円まで値を下げた。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米10年債利回りが4.88%台まで上昇したことがドル買いを誘ったほか、良好な米経済指標が相場を下支えした。23時前には一時149.93円と日通し高値を付けた。もっとも、心理的節目である150円に近づくと、政府・日銀による為替介入への警戒感が高まったため伸び悩んだ。
なお、「日銀は30-31日の金融政策決定会合で、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の再修正について、長期金利の動向などを直前まで見極めた上で必要性を判断する」との一部報道が伝わったが、反応は一時的だった。
・ユーロ円は下落。低調なユーロ圏PMIが相場の重しとなり、2時前に一時158.54円と本日安値を更新した。
・ロンドン株式相場は5日ぶりに反発。欧米の長期金利が高水準で推移する中、株式の相対的な割高感が意識されて売りが先行した。ただ、企業決算への期待などから米国株が反発して始まると英株にも買いが波及したため、終盤持ち直した。前日に約2カ月ぶりの安値を更新したあとだけに押し目買いなども入った。
・フランクフルト株式相場は続伸。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、終盤買いが強まった。決算期待などを背景に米国株が反発して始まったことが相場を下支えした。個別ではMTUエアロ・エンジンズ(6.10%高)やRWE(3.18%高)、ラインメタル(3.13%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。低調なユーロ圏経済指標を受けて、経済の先行き懸念が改めて意識されると、相対的に安全な資産とされる独国債に買いが入った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=149.86円(24日15時時点比△0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.69円(▲1.18円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0589ドル(▲0.0091ドル)
FTSE100種総合株価指数:7389.70(前営業日比△14.87)
ドイツ株式指数(DAX):14879.94(△79.22)
10年物英国債利回り:4.539%(▲0.060%)
10年物独国債利回り:2.828%(▲0.046%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月英雇用統計
失業率 4.0% 3.9%・改
失業保険申請件数 2.04万件 ▲0.90万件・改
6-8月英失業率(ILO方式) 4.2% 4.3%
11月独消費者信頼感指数(Gfk調査) ▲28.1 ▲26.7・改
10月仏製造業PMI速報値 42.6 44.2
10月仏サービス部門PMI速報値 46.1 44.4
10月独製造業PMI速報値 40.7 39.6
10月独サービス部門PMI速報値 48.0 50.3
10月ユーロ圏製造業PMI速報値 43.0 43.4
10月ユーロ圏サービス部門PMI速報値 47.8 48.7
10月英製造業PMI速報値 45.2 44.3
10月英サービス部門PMI速報値 49.2 49.3
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは軟調だった。この日発表されたドイツやユーロ圏の10月購買担当者景気指数(PMI)速報値が低調な内容となった一方、米国の同月PMI速報値は予想より強い内容となったことから、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。0時30分過ぎには一時1.0583ドルと日通し安値を更新した。
ユーロはドル以外の通貨に対しても売られた。対豪ドルでは一時1.6656豪ドル、対NZドルでは1.8123NZドル、対カナダドルでは1.4539カナダドル、対スイスフランでは0.9459スイスフランまで値を下げた。
・ドル円は頭が重かった。時間外の米10年債利回りが4.79%台まで低下したことを手掛かりに円買い・ドル売りが先行。18日の安値149.49円を下抜けると目先のストップロスを誘発し一時149.32円まで値を下げた。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米10年債利回りが4.88%台まで上昇したことがドル買いを誘ったほか、良好な米経済指標が相場を下支えした。23時前には一時149.93円と日通し高値を付けた。もっとも、心理的節目である150円に近づくと、政府・日銀による為替介入への警戒感が高まったため伸び悩んだ。
なお、「日銀は30-31日の金融政策決定会合で、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の再修正について、長期金利の動向などを直前まで見極めた上で必要性を判断する」との一部報道が伝わったが、反応は一時的だった。
・ユーロ円は下落。低調なユーロ圏PMIが相場の重しとなり、2時前に一時158.54円と本日安値を更新した。
・ロンドン株式相場は5日ぶりに反発。欧米の長期金利が高水準で推移する中、株式の相対的な割高感が意識されて売りが先行した。ただ、企業決算への期待などから米国株が反発して始まると英株にも買いが波及したため、終盤持ち直した。前日に約2カ月ぶりの安値を更新したあとだけに押し目買いなども入った。
・フランクフルト株式相場は続伸。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、終盤買いが強まった。決算期待などを背景に米国株が反発して始まったことが相場を下支えした。個別ではMTUエアロ・エンジンズ(6.10%高)やRWE(3.18%高)、ラインメタル(3.13%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。低調なユーロ圏経済指標を受けて、経済の先行き懸念が改めて意識されると、相対的に安全な資産とされる独国債に買いが入った。
(中村)