NYマーケットダイジェスト・24日 株高・長期金利低下・原油安・ユーロ安・ドル高
(24日終値)
ドル・円相場:1ドル=149.91円(前営業日比△0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.77円(▲0.97円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0590ドル(▲0.0080ドル)
ダウ工業株30種平均:33141.38ドル(△204.97ドル)
ナスダック総合株価指数:13139.88(△121.55)
10年物米国債利回り:4.82%(▲0.03%)
WTI原油先物12月限:1バレル=83.74ドル(▲1.75ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1986.1ドル(▲1.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米製造業PMI速報値 50.0 49.8
10月米サービス部門PMI速報値 50.9 50.1
10月米総合PMI速報値 51.0 50.2
10月米リッチモンド連銀製造業景気指数 3 5
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは4日ぶりに反落。欧州時間に発表されたドイツやユーロ圏の10月購買担当者景気指数(PMI)速報値が低調な内容となったことを受けて全般ユーロ売りが先行した。米国の同月PMI速報値が予想より強い内容だったことが分かるとドル買いも優勢となり、0時30分過ぎに一時1.0583ドルと日通し安値を更新した。
ユーロは対豪ドルでは一時1.6652豪ドル、対NZドルでは1.8120NZドル、対カナダドルでは1.4532カナダドル、対スイスフランでは0.9458スイスフランまで下落した。
・ドル円は反発。米PMI速報値の上振れを受けて一時149.93円と日通し高値を付けたものの、心理的節目である150円に近づくと、政府・日銀による為替介入への警戒感が高まったため伸び悩んだ。ただ、全般ドル買いが進む中、下押しは149.75円付近にとどまった。
・ユーロ円は4日ぶり反落。低調なユーロ圏PMIが相場の重しとなり、2時前に一時158.54円と日通し安値を付けた。アジア時間に一時159.92円と2008年8月以来およそ15年ぶりの高値を付けたあとだけに利食い売りなども出やすかった。
・メキシコペソは軟調。WTI原油先物価格が2%超下落したことを受けて産油国通貨とされるメキシコペソには売りが出た。ドルペソは一時18.3464ペソ、ペソ円は8.16円までペソ安に振れた。同じく産油国通貨であるノルウェークローネも対ドルで11.1983クローネ、対円で13.39円まで値を下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに反発。ベライゾン・コミュニケーションズや3M、コカ・コーラなど、予想を上回る四半期決算を発表した銘柄に買いが集まり相場を押し上げた。前日までに4日続落し約5カ月ぶり安値を付けたあとだけに、短期的な戻りを期待した買いも入ったようだ。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。10月米PMI速報値の上振れを受けて売りが先行したものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり上げに転じた。米財務省が実施した2年債入札は落札利回りが市場実勢を下回り、「堅調」と受け止められた。
・原油先物相場は3日続落。中東情勢の不透明感はくすぶっている一方、国際エネルギー機関(IEA)関係者の「市場安定のために必要な戦略的石油備蓄量は十分」との話も伝わり重い動きが続いた。
・金先物相場は小幅に続落。日中取引の開始時間にかけて米金利水準が持ち直したことが重しとなった。金利が付かない資産である金を売る動きが優勢となった。12月限は時間外取引で一時1964.6ドルまで下落。ただ、金利水準の戻りが頭打ちとなると金相場は下落幅を縮小した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=149.91円(前営業日比△0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.77円(▲0.97円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0590ドル(▲0.0080ドル)
ダウ工業株30種平均:33141.38ドル(△204.97ドル)
ナスダック総合株価指数:13139.88(△121.55)
10年物米国債利回り:4.82%(▲0.03%)
WTI原油先物12月限:1バレル=83.74ドル(▲1.75ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1986.1ドル(▲1.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米製造業PMI速報値 50.0 49.8
10月米サービス部門PMI速報値 50.9 50.1
10月米総合PMI速報値 51.0 50.2
10月米リッチモンド連銀製造業景気指数 3 5
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは4日ぶりに反落。欧州時間に発表されたドイツやユーロ圏の10月購買担当者景気指数(PMI)速報値が低調な内容となったことを受けて全般ユーロ売りが先行した。米国の同月PMI速報値が予想より強い内容だったことが分かるとドル買いも優勢となり、0時30分過ぎに一時1.0583ドルと日通し安値を更新した。
ユーロは対豪ドルでは一時1.6652豪ドル、対NZドルでは1.8120NZドル、対カナダドルでは1.4532カナダドル、対スイスフランでは0.9458スイスフランまで下落した。
・ドル円は反発。米PMI速報値の上振れを受けて一時149.93円と日通し高値を付けたものの、心理的節目である150円に近づくと、政府・日銀による為替介入への警戒感が高まったため伸び悩んだ。ただ、全般ドル買いが進む中、下押しは149.75円付近にとどまった。
・ユーロ円は4日ぶり反落。低調なユーロ圏PMIが相場の重しとなり、2時前に一時158.54円と日通し安値を付けた。アジア時間に一時159.92円と2008年8月以来およそ15年ぶりの高値を付けたあとだけに利食い売りなども出やすかった。
・メキシコペソは軟調。WTI原油先物価格が2%超下落したことを受けて産油国通貨とされるメキシコペソには売りが出た。ドルペソは一時18.3464ペソ、ペソ円は8.16円までペソ安に振れた。同じく産油国通貨であるノルウェークローネも対ドルで11.1983クローネ、対円で13.39円まで値を下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに反発。ベライゾン・コミュニケーションズや3M、コカ・コーラなど、予想を上回る四半期決算を発表した銘柄に買いが集まり相場を押し上げた。前日までに4日続落し約5カ月ぶり安値を付けたあとだけに、短期的な戻りを期待した買いも入ったようだ。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。10月米PMI速報値の上振れを受けて売りが先行したものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり上げに転じた。米財務省が実施した2年債入札は落札利回りが市場実勢を下回り、「堅調」と受け止められた。
・原油先物相場は3日続落。中東情勢の不透明感はくすぶっている一方、国際エネルギー機関(IEA)関係者の「市場安定のために必要な戦略的石油備蓄量は十分」との話も伝わり重い動きが続いた。
・金先物相場は小幅に続落。日中取引の開始時間にかけて米金利水準が持ち直したことが重しとなった。金利が付かない資産である金を売る動きが優勢となった。12月限は時間外取引で一時1964.6ドルまで下落。ただ、金利水準の戻りが頭打ちとなると金相場は下落幅を縮小した。
(中村)