欧州マーケットダイジェスト・6日 株まちまち・金利上昇・円安

(6日終値:7日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=149.85円(3日15時時点比△0.31円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.87円(△0.33円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0735ドル(横ばい)
FTSE100種総合株価指数:7417.76(前営業日比△0.03)
ドイツ株式指数(DAX):15135.97(▲53.28)
10年物英国債利回り:4.377%(△0.089%)
10年物独国債利回り:2.739%(△0.094%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
9月独製造業新規受注
前月比                 0.2%     1.9%・改
前年比                ▲4.3%    ▲6.3%・改
10月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
                    45.2       46.1
10月独サービス部門PMI改定値      48.2       48.0
10月ユーロ圏サービス部門PMI改定値   47.8       47.8
10月英建設業購買担当者景気指数(PMI) 45.6       45.0

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは伸び悩み。米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルが終了したとの観測を背景にユーロ買い・ドル売りの動きが先行した。前週末高値の1.0747ドルを上抜けると、一時1.0756ドルまで9月13日以来の高値を更新。ただ、新規の手掛かり材料が乏しい中で積極的に上値を伸ばす展開とはならず、その後は米長期金利の上昇とともに1.0720ドル台まで押し戻される場面もあった。

・ドル円は小高い。欧州勢の参入後は149.50円を挟んで神経質に上下する場面もあったが、次第に米10年債利回りの上昇を手掛かりにした買いが優勢となった。一時149.88円まで本日高値を更新した。

・ユーロ円も小高い。ドル円の上昇につれて円売り・ユーロ買いが進み、2008年8月以来の高値となる160.98円まで値を上げた。

・ロンドン株式相場は小反発。前週末終値を挟んで上下する神経質な展開となった。銀行株やエネルギー株などの上昇が相場を下支えした一方、不動産株や公共事業株などが指数の重荷になった。

・フランクフルト株式相場は6営業日ぶりに反落。他の欧州株指数の下落につれたほか、前週まで5日続伸した後だけに調整目的の売りも出た。個別ではボノビア(5.43%安)やザルトリウス(2.06%安)、シムライズ(1.97%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は下落。米債安につれた。

(岩間)
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