NYマーケットダイジェスト・6日 株高・金利上昇・ドル高

(6日終値)
ドル・円相場:1ドル=150.07円(前営業日比△0.68円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.84円(△0.60円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0718ドル(▲0.0013ドル)
ダウ工業株30種平均:34095.86ドル(△34.54ドル)
ナスダック総合株価指数:13518.78(△40.50)
10年物米国債利回り:4.64%(△0.07%)
WTI原油先物12月限:1バレル=80.82ドル(△0.31ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1988.6ドル(▲10.6ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は4営業日ぶりに反発。米長期金利の上昇を手掛かりに、為替市場で全般ドル買いが優勢となった影響を受けた。米10年債利回りは前週末まで大きく低下していたが、本日は4.66%台まで上昇。米金利上昇を背景に円売り・ドル買いが進み、一時150.08円まで本日高値を更新した。

・ユーロドルは3営業日ぶりに反落。欧州時間までは米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルが終了したとの観測を背景に底堅く推移していたが、NY勢の参入後はドル買い戻しの流れに沿って徐々に上値を切り下げた。引け前には1.0716ドルの安値まで下押しした。

・ユーロ円は3日続伸。NY時間はドル絡みの取引が中心となったことで方向感が乏しくなった。一時160.98円まで高値を更新したものの、総じて160.80円を挟んだもみ合いに終始した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6日続伸。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方が後退し、株式相場を下支えした。もっとも、前週末まで大幅上昇が続いた影響から利益確定売りなども観測され、上値を抑制する要因となった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は7日続伸した。

・米国債券相場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反落。前週末まで利回りが大きく低下した反動が出たほか、週内に予定されている国債入札を前に持ち高調整目的の売りも観測された。

・原油先物相場は反発。主要産油国が生産や輸出の削減を継続するとの報道が支えとなった。サウジアラビア・エネルギー省は5日、日量100万バレルの自主減産を年末まで継続すると声明し、ロシアも年内いっぱい日量30万バレルの輸出削減を続ける方針を明らかにした。

・金先物相場は3営業日ぶりに反落。為替相場でドルにやや買い戻しが入り、ドル建ての金は利益確定売りが優勢となった。また、先週後半に低下基調を強めていた米長期金利がこの日は上昇に転じ、金利を生まない金に売り圧力が強まった。

(岩間)
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