欧州マーケットダイジェスト・7日 株まちまち・金利低下・ユーロ安

(7日終値:8日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=150.54円(3日15時時点比△0.26円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.74円(▲0.22円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0677ドル(▲0.0033ドル)
FTSE100種総合株価指数:7410.04(前営業日比▲7.72)
ドイツ株式指数(DAX):15152.64(△16.67)
10年物英国債利回り:4.270%(▲0.107%)
10年物独国債利回り:2.658%(▲0.081%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
10月スイス失業率           2.1%       2.0%
9月独鉱工業生産
前月比               ▲1.4%     ▲0.1%・改
前年比               ▲3.7%     ▲1.9%・改
9月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比                0.5%      0.7%・改
前年比               ▲12.4%      ▲11.5%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは弱含み。9月独鉱工業生産が市場予想より弱い結果となったことを受けて独国債に買いが入ると、独長期金利の低下を手掛かりにした売りが先行した。23時30分過ぎには一時1.0664ドルまで本日安値を更新。その後は米長期金利が低下幅を拡大するなか、ドル買い戻しの動きが和らいだことから1.0690ドル台まで下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。

・ドル円はしっかり。対欧州通貨などでドル高が進んだ流れに沿って値を上げた。23時30分過ぎに150.69円まで本日高値を更新した後、米金利低下の影響で買い一服となったものの、一巡後の下押しも限られている。

・ユーロ円は下げ渋り。独経済指標の悪化を背景にしたユーロ売りが先行し、一時160.43円まで値を下げた。もっとも、その後はドル円の上昇につれて買い戻しが入り、161.00円手前まで切り返した。

・ロンドン株式相場は小反落。原油先物価格の下落を背景にエネルギー株が売りに押されたほか、資源株の一角も下落した。一方で飲食料品株やたばこ関連株などが上昇し、指数を下支えした。

・フランクフルト株式相場は小反発。寄り付きから弱含む動きとなっていたが、取引時間の終盤になって米国株の上昇につれた買い戻しが入り、プラス圏に浮上した。個別ではドイツ証券取引所(3.52%高)やSAP(2.36%高)、ボノビア(2.29%高)などの上げが目立った。

・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。

(岩間)
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