ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、急落後に下げ渋る

 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は急落するも一巡後は下げ渋った。2時時点では151.56円と24時時点(151.88円)と比べて32銭程度のドル安水準だった。24時過ぎに売り戻しの勢いが一気に強まると、週明けオセアニア市場でつけた151.35円を割り込んで151.21円まで日通し安値を更新。もっとも急ピッチで下落した反動で直ぐに切り返し、151.70円台まで持ち直す場面もあった。米金利の低下でドル買いは一服したものの、下押しは151円半ばまでだった。

 ユーロドルは強含み。2時時点では1.0699ドルと24時時点(1.0677ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準となった。米10年債利回り4.63%台まで低下を眺め、欧州前半につけた1.0701ドルを上抜けて1.0704ドルまでユーロ買いドル売りが進んだ。ポンドドルも1.2271ドルまで日通し高値を更新している。
 米長期金利は、ニューヨーク連銀の最新調査で「1年後のインフレ期待が3.6%と前回3.7%から低下」に反応したもよう。

 ユーロ円は行って来い。2時時点では162.16円と24時時点(162.16円)とほぼ同水準。ドル円の急落につれて161.55円まで本日レンジの下限を広げた。もっともそのドル円が反発し、また三桁高と堅調なダウ平均も支えとなって162円台まで切り返した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.21円 - 151.91円
ユーロドル:1.0665ドル - 1.0704ドル
ユーロ円:161.55円 - 162.37円


(小針)
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