NYマーケットダイジェスト・13日 株まちまち・金利低下・円安
(13日終値)
ドル・円相場:1ドル=151.72円(前営業日比△0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.31円(△0.38円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0698ドル(△0.0012ドル)
ダウ工業株30種平均:34337.87ドル(△54.77ドル)
ナスダック総合株価指数:13767.74(▲30.37)
10年物米国債利回り:4.64%(▲0.01%)
WTI原油先物12月限:1バレル=78.26ドル(△1.09ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1950.2ドル(△12.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米財政収支 666億ドルの赤字 1710億ドルの赤字
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は6日続伸。米10年債利回りが4.69%台まで上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。24時前に一時151.91円と年初来高値を更新した。ただ、昨年10月21日の高値151.95円に接近したことで、政府・日銀による為替介入への警戒感が高まると一転下落した。24時過ぎには一時151.21円と日通し安値を付けた。
もっとも、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、151円台半ばまで持ち直している。市場では「目立った材料が出たわけではないが、1990年以来の高値である151.95円に近い水準では神経質な動きとなった」との声が聞かれた。
・ユーロドルは小幅続伸。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると、一時1.0665ドルと日通し安値を付けたものの、前週末の安値1.0656ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。NY連銀が公表した10月の消費者調査で、1年先の期待インフレ率が3.6%と前月の3.7%から低下したことが伝わると、米10年債利回りが4.62%台まで低下。全般ドル売りが優勢となり、2時過ぎには一時1.0706ドルと日通し高値を更新した。
・ユーロ円は続伸。欧州序盤に一時162.37円と2008年8月以来の高値を付けたものの、NY市場に入ると、ドル円の失速に伴う売りが先行し161.55円と日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、162.34円付近まで持ち直した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。NY連銀が公表した10月の消費者調査で、1年先の期待インフレ率が3.6%と前月の3.7%から低下したことが伝わると、米国のインフレに対する過度な警戒が和らぎ買いが入った。ただ、明日の10月米消費者物価指数(CPI)を控えて、上値は限定的だった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅反落。前週末に急伸した反動で利食い売りなどが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反発。売り先行で始まったものの、NY連銀が公表した10月の消費者調査を受けて米インフレに対する過度な警戒が和らぐと買いが強まり上げに転じた。
・原油先物相場は3日続伸。時間外取引で76ドル前半まで下落したところから切り返し、ニューヨーク勢の本格参入後に買いが強まると78ドル半ばまで上値を伸ばした。石油輸出国機構(OPEC)が発表した月例報告で米国や中国の石油需要の強さが指摘され、特に中国の原油輸入量は年間新記録を更新するとの予想が相場の支えに。また米金融大手ゴールドマン・サックスが、今後12カ月におけるコモディティ投資リターンの上昇を予測したことも原油買いに繋がったもよう。
・金先物相場は反発。先週末の流れを引き継ぎ売りが先行したものの、上昇していた米長期金利が低下に転じると金利を生まない金は買い戻し優勢となった。為替相場でドルが対ユーロなどで売られたことも、ドル建て金にとって支えとなった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=151.72円(前営業日比△0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.31円(△0.38円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0698ドル(△0.0012ドル)
ダウ工業株30種平均:34337.87ドル(△54.77ドル)
ナスダック総合株価指数:13767.74(▲30.37)
10年物米国債利回り:4.64%(▲0.01%)
WTI原油先物12月限:1バレル=78.26ドル(△1.09ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1950.2ドル(△12.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米財政収支 666億ドルの赤字 1710億ドルの赤字
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は6日続伸。米10年債利回りが4.69%台まで上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。24時前に一時151.91円と年初来高値を更新した。ただ、昨年10月21日の高値151.95円に接近したことで、政府・日銀による為替介入への警戒感が高まると一転下落した。24時過ぎには一時151.21円と日通し安値を付けた。
もっとも、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、151円台半ばまで持ち直している。市場では「目立った材料が出たわけではないが、1990年以来の高値である151.95円に近い水準では神経質な動きとなった」との声が聞かれた。
・ユーロドルは小幅続伸。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると、一時1.0665ドルと日通し安値を付けたものの、前週末の安値1.0656ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。NY連銀が公表した10月の消費者調査で、1年先の期待インフレ率が3.6%と前月の3.7%から低下したことが伝わると、米10年債利回りが4.62%台まで低下。全般ドル売りが優勢となり、2時過ぎには一時1.0706ドルと日通し高値を更新した。
・ユーロ円は続伸。欧州序盤に一時162.37円と2008年8月以来の高値を付けたものの、NY市場に入ると、ドル円の失速に伴う売りが先行し161.55円と日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、162.34円付近まで持ち直した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。NY連銀が公表した10月の消費者調査で、1年先の期待インフレ率が3.6%と前月の3.7%から低下したことが伝わると、米国のインフレに対する過度な警戒が和らぎ買いが入った。ただ、明日の10月米消費者物価指数(CPI)を控えて、上値は限定的だった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅反落。前週末に急伸した反動で利食い売りなどが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反発。売り先行で始まったものの、NY連銀が公表した10月の消費者調査を受けて米インフレに対する過度な警戒が和らぐと買いが強まり上げに転じた。
・原油先物相場は3日続伸。時間外取引で76ドル前半まで下落したところから切り返し、ニューヨーク勢の本格参入後に買いが強まると78ドル半ばまで上値を伸ばした。石油輸出国機構(OPEC)が発表した月例報告で米国や中国の石油需要の強さが指摘され、特に中国の原油輸入量は年間新記録を更新するとの予想が相場の支えに。また米金融大手ゴールドマン・サックスが、今後12カ月におけるコモディティ投資リターンの上昇を予測したことも原油買いに繋がったもよう。
・金先物相場は反発。先週末の流れを引き継ぎ売りが先行したものの、上昇していた米長期金利が低下に転じると金利を生まない金は買い戻し優勢となった。為替相場でドルが対ユーロなどで売られたことも、ドル建て金にとって支えとなった。
(中村)