ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い動き。24時時点では151.15円と22時時点(150.38円)と比べて77銭程度のドル高水準だった。前日の10月米消費者物価指数(CPI)に続き、10月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったことが伝わると円買い・ドル売りが先行。前日の安値150.16円を下抜けて一時150.06円まで値を下げた。
 ただ、同時に発表された10月米小売売上高や11月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回ったことから、米長期金利が上昇すると一転ドル買い戻しが優勢に。24時前に一時151.24円と日通し高値を更新した。

 ユーロドルは頭が重い。24時時点では1.0836ドルと22時時点(1.0864ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準となった。米インフレ指標の下振れを受けて一時本日高値となる1.0886ドルまで上昇したものの、すぐに失速した。米小売指標の上振れを受けて米金利が上昇したため次第にドル買い戻しが優勢となった。24時前には一時1.0832ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は強含み。24時時点では163.79円と22時時点(163.38円)と比べて41銭程度のユーロ高水準。欧米株価の上昇に伴うリスク・オンの円売りが出て一時163.92円付近まで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.06円 - 151.24円
ユーロドル:1.0832ドル - 1.0886ドル
ユーロ円:163.07円 - 163.94円


(中村)
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