ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、堅調

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。4時時点では151.38円と2時時点(151.07円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。高止まる米金利を支援材料に上値を試す展開に。24時前につけた151.24円を上抜けると、151.39円まで日通し高値を更新した。
 なお、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁の発言が伝わった。同総裁は「データは一段のインフレ減速を示唆」と述べながらも、「利下げは当面、実施されないだろう」との見解を示した。

 ユーロドルは伸び悩み。4時時点では1.0846ドルと2時時点(1.0852ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準となった。本日の高値水準で推移する米長期金利が重しとなり、1.0840ドル台でじり安となった。もっとも、ユーロ円が堅調な分だけ下押し幅も限られている。
 ほかポンドドルが弱含み、1時過ぎの1.2450ドル台を戻りの高値に1.2410ドルまで上値を切り下げて、本日安値1.2404ドルに迫った。

 ユーロ円は強含み。4時時点では164.18円と2時時点(163.94円)と比べて24銭程度のユーロ高水準。ダウ平均は180ドル超高と堅調なままであり、米株を眺めながらリスク・オンの円売りが促された。2008年以来の164円台乗せを達成し、164.19円までユーロ高円安が進んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.06円 - 151.39円
ユーロドル:1.0832ドル - 1.0886ドル
ユーロ円:163.07円 - 164.19円


(小針)
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