ニューヨーク外国為替市場概況・16日 ドル円、反落
16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は150.73円と前営業日NY終値(151.36円)と比べて63銭程度のドル安水準となった。前週分の米新規失業保険申請件数や10月米輸入物価指数、11月米NAHB住宅市場指数が予想より弱い内容だったことが分かると米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行。0時30分過ぎに一時150.29円と日通し安値を更新した。
ただ、前日の安値150.06円がサポートとして働くと150.77円付近まで下げ渋った。米長期金利が低下幅を縮めたことも相場を下支えした。
ユーロドルは小反発。終値は1.0852ドルと前営業日NY終値(1.0848ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米経済指標が相次いだことでユーロ買い・ドル売りが優勢になると、一時1.0896ドルと8月31日以来の高値を付けたものの、節目の1.0900ドルを上抜けることは出来なかった。ユーロ円の下落につれたユーロ売り・ドル買いも出て、6時前には1.0845ドル付近まで押し戻された。
なお、メスター米クリーブランド連銀総裁は「さらなる利上げが必要かどうかは経済状況次第」と述べたほか、クック米連邦準備理事会(FRB)理事は「ソフトランディングは可能だと信じている」「リスクには両面性がある。バランスを取る必要」などと語った。
ユーロ円は5営業日ぶりに反落。終値は163.57円と前営業日NY終値(164.20円)と比べて63銭程度のユーロ安水準。欧州市場序盤に一時164.30円と2008年8月以来の高値を更新したものの、NY市場に入ると下落した。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りが出たほか、米国株相場の失速を受けてロングポジションを手仕舞う動きが進んだ。1時30分過ぎには一時163.26円と日通し安値を更新した。
資源国のクロス円も軟調だった。WTI原油先物価格が一時6%近く急落すると産油国通貨とされるカナダドルなどに売りが集まった。カナダドル円は一時109.29円まで値を下げたほか、豪ドル円は97.24円、NZドル円は89.86円、南アフリカランド円は8.17円まで売られた。
本日の参考レンジ
ドル円:150.29円 - 151.43円
ユーロドル:1.0830ドル - 1.0896ドル
ユーロ円:163.26円 - 164.30円
(中村)
ただ、前日の安値150.06円がサポートとして働くと150.77円付近まで下げ渋った。米長期金利が低下幅を縮めたことも相場を下支えした。
ユーロドルは小反発。終値は1.0852ドルと前営業日NY終値(1.0848ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米経済指標が相次いだことでユーロ買い・ドル売りが優勢になると、一時1.0896ドルと8月31日以来の高値を付けたものの、節目の1.0900ドルを上抜けることは出来なかった。ユーロ円の下落につれたユーロ売り・ドル買いも出て、6時前には1.0845ドル付近まで押し戻された。
なお、メスター米クリーブランド連銀総裁は「さらなる利上げが必要かどうかは経済状況次第」と述べたほか、クック米連邦準備理事会(FRB)理事は「ソフトランディングは可能だと信じている」「リスクには両面性がある。バランスを取る必要」などと語った。
ユーロ円は5営業日ぶりに反落。終値は163.57円と前営業日NY終値(164.20円)と比べて63銭程度のユーロ安水準。欧州市場序盤に一時164.30円と2008年8月以来の高値を更新したものの、NY市場に入ると下落した。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りが出たほか、米国株相場の失速を受けてロングポジションを手仕舞う動きが進んだ。1時30分過ぎには一時163.26円と日通し安値を更新した。
資源国のクロス円も軟調だった。WTI原油先物価格が一時6%近く急落すると産油国通貨とされるカナダドルなどに売りが集まった。カナダドル円は一時109.29円まで値を下げたほか、豪ドル円は97.24円、NZドル円は89.86円、南アフリカランド円は8.17円まで売られた。
本日の参考レンジ
ドル円:150.29円 - 151.43円
ユーロドル:1.0830ドル - 1.0896ドル
ユーロ円:163.26円 - 164.30円
(中村)