NYマーケットダイジェスト・24日 株まちまち・金利上昇・ドル安
(24日終値)
ドル・円相場:1ドル=149.44円(前営業日比▲0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.47円(△0.36円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0939ドル(△0.0034ドル)
ダウ工業株30種平均:35390.15ドル(△117.12ドル)
ナスダック総合株価指数:14250.86(▲15.00)
10年物米国債利回り:4.47%(△0.07%)
WTI原油先物1月限:1バレル=75.54ドル(▲1.56ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2003.0ドル(△10.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月米製造業PMI速報値 49.4 50.0
11月米サービス部門PMI速報値 50.8 50.6
11月米総合PMI速報値 50.7 50.7
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。米感謝祭翌日で米債券・株式・商品市場が短縮取引となる中、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。ポンドやカナダドルに対してドル売りが進んだ影響も受けて、前日の高値1.0930ドルを上抜けると一時1.0949ドルまで上値を伸ばした。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.36まで低下した。
なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「インフレ率は鈍化しているが、勝利宣言はできない」「これまでの利上げの効果を見極める段階にきている」と述べたほか、デギンドスECB副総裁は「現在の金利水準は十分に長く維持されており、今後インフレは抑制される可能性が高い」などと語った。また、ミュラー・エストニア中銀総裁は「おそらくこれ以上利上げする必要はない」との見解を示した。
・ドル円は3日ぶりに小反落。クロス円の上昇につれた買いが入った半面、対欧州・オセアニア通貨でドル売りが進んだ影響を受けたため、ドル円自体は大きな方向感が出なかった。米国市場が実質休場となる中、149円台半ばでの狭いレンジ取引に終始した。
・ユーロ円は3日続伸。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると、4時前に一時163.65円と日通し高値を付けた。欧州株相場の上昇を背景にリスク・オンの円売りも出た。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時188.66円、豪ドル円は98.54円、NZドル円は91.04円、カナダドル円は109.99円、スイスフラン円は169.68円、メキシコペソ円は8.75円まで値を上げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ打ち止め観測の高まりが引き続き相場を下支えした。半面、主力株の一部には利食い売りなども出たため上値は限られた。なお、この日は感謝祭翌日で短縮取引だった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。欧州債相場の下落を受けて米国債にも売りが波及した。足もとで相場上昇が続いていたあとだけにポジション調整目的の売りも出た。
なお、この日は感謝祭翌日で短縮取引だった。
・原油先物相場は3日続落。30日に延期された石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合で、減産幅拡大の足並みが揃わないのではないかとの声が引き続きあることで、原油価格の上値は重く3日続落して引けた。
・金先物相場は反発。感謝祭明けの金先物市場は、ドルが多くの通貨で弱含んだことで、ドルで取引される金先物は割安感から買いが優勢となった。引け値ベースでは10月30日以来となる2003ドル台を回復した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=149.44円(前営業日比▲0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.47円(△0.36円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0939ドル(△0.0034ドル)
ダウ工業株30種平均:35390.15ドル(△117.12ドル)
ナスダック総合株価指数:14250.86(▲15.00)
10年物米国債利回り:4.47%(△0.07%)
WTI原油先物1月限:1バレル=75.54ドル(▲1.56ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2003.0ドル(△10.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月米製造業PMI速報値 49.4 50.0
11月米サービス部門PMI速報値 50.8 50.6
11月米総合PMI速報値 50.7 50.7
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。米感謝祭翌日で米債券・株式・商品市場が短縮取引となる中、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。ポンドやカナダドルに対してドル売りが進んだ影響も受けて、前日の高値1.0930ドルを上抜けると一時1.0949ドルまで上値を伸ばした。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.36まで低下した。
なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「インフレ率は鈍化しているが、勝利宣言はできない」「これまでの利上げの効果を見極める段階にきている」と述べたほか、デギンドスECB副総裁は「現在の金利水準は十分に長く維持されており、今後インフレは抑制される可能性が高い」などと語った。また、ミュラー・エストニア中銀総裁は「おそらくこれ以上利上げする必要はない」との見解を示した。
・ドル円は3日ぶりに小反落。クロス円の上昇につれた買いが入った半面、対欧州・オセアニア通貨でドル売りが進んだ影響を受けたため、ドル円自体は大きな方向感が出なかった。米国市場が実質休場となる中、149円台半ばでの狭いレンジ取引に終始した。
・ユーロ円は3日続伸。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると、4時前に一時163.65円と日通し高値を付けた。欧州株相場の上昇を背景にリスク・オンの円売りも出た。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時188.66円、豪ドル円は98.54円、NZドル円は91.04円、カナダドル円は109.99円、スイスフラン円は169.68円、メキシコペソ円は8.75円まで値を上げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ打ち止め観測の高まりが引き続き相場を下支えした。半面、主力株の一部には利食い売りなども出たため上値は限られた。なお、この日は感謝祭翌日で短縮取引だった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。欧州債相場の下落を受けて米国債にも売りが波及した。足もとで相場上昇が続いていたあとだけにポジション調整目的の売りも出た。
なお、この日は感謝祭翌日で短縮取引だった。
・原油先物相場は3日続落。30日に延期された石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合で、減産幅拡大の足並みが揃わないのではないかとの声が引き続きあることで、原油価格の上値は重く3日続落して引けた。
・金先物相場は反発。感謝祭明けの金先物市場は、ドルが多くの通貨で弱含んだことで、ドルで取引される金先物は割安感から買いが優勢となった。引け値ベースでは10月30日以来となる2003ドル台を回復した。
(中村)