NYマーケットダイジェスト・27日 株安・金利低下・ドル安
(27日終値)
ドル・円相場:1ドル=148.69円(前営業日比▲0.75円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.87円(▲0.60円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0954ドル(△0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:35333.47ドル(▲56.68ドル)
ナスダック総合株価指数:14241.02(▲9.83)
10年物米国債利回り:4.39%(▲0.08%)
WTI原油先物1月限:1バレル=74.86ドル(▲0.68ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2012.4ドル(△9.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米新築住宅販売件数
前月比 ▲5.6% 8.6%・改
件数 67.9万件 71.9万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。欧州時間に一時149.33円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値149.67円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利の低下などが相場の重しとなり、5時前に一時148.55円と日通し安値を付けた。市場では「米利上げ打ち止め観測が広がる中、マーケットの関心は利下げへの転換時期に向いている」との指摘があった。
なお、米5年債入札で底堅い需要が確認されると、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.3788%前後まで低下した。
・ユーロドルは小幅ながら3日続伸。ユーロ円やユーロポンドなどユーロクロスの下落につれた売りが先行し、0時過ぎに一時1.0925ドルと日通し安値を付けた。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると、1.0957ドル付近まで持ち直した。もっとも、日本時間夕刻に付けた日通し高値1.0959ドルには届かなかった。
・ユーロ円は4日ぶりに反落。欧米株価の下落を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが先行すると、23時30分過ぎに一時162.54円と日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後は162円台後半でのもみ合いに転じた。ドル絡みの取引が中心となったため、相場は方向感が出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ打ち止め観測の高まりが引き続き相場を下支えした半面、主力株の一部には利食い売りなどが出たため指数は小幅ながら下げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反発。FRBの利上げ打ち止め観測の高まる中、買いが優勢となった。米5年債入札で底堅い需要が確認されたことも相場の支援材料。
・原油先物相場は小幅に4日続落。アフリカ諸国の生産目標を巡る協議難航により26日から30日に延期となった石油輸出国機構(OPEC)と主要産出国によるOPECプラスの会合を前に調整の売りが続いた。会合では追加減産が検討されるとの見方があるものの、国際エネルギー機関(IEA)が先週、来年の石油供給がわずかながら過剰になるとの見通しを発表したことを嫌気したムードも続いている。
・金先物相場は続伸。米金利低下・ドル売りが先行。ドル安によりドル建て金価格へ割安感が生じて相場の押し上げ要因に。金利低下も、金利がつかない資産である金の相対的な投資妙味を増す材料に受け止められ底堅さにつながった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=148.69円(前営業日比▲0.75円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.87円(▲0.60円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0954ドル(△0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:35333.47ドル(▲56.68ドル)
ナスダック総合株価指数:14241.02(▲9.83)
10年物米国債利回り:4.39%(▲0.08%)
WTI原油先物1月限:1バレル=74.86ドル(▲0.68ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2012.4ドル(△9.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米新築住宅販売件数
前月比 ▲5.6% 8.6%・改
件数 67.9万件 71.9万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。欧州時間に一時149.33円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値149.67円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利の低下などが相場の重しとなり、5時前に一時148.55円と日通し安値を付けた。市場では「米利上げ打ち止め観測が広がる中、マーケットの関心は利下げへの転換時期に向いている」との指摘があった。
なお、米5年債入札で底堅い需要が確認されると、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.3788%前後まで低下した。
・ユーロドルは小幅ながら3日続伸。ユーロ円やユーロポンドなどユーロクロスの下落につれた売りが先行し、0時過ぎに一時1.0925ドルと日通し安値を付けた。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると、1.0957ドル付近まで持ち直した。もっとも、日本時間夕刻に付けた日通し高値1.0959ドルには届かなかった。
・ユーロ円は4日ぶりに反落。欧米株価の下落を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが先行すると、23時30分過ぎに一時162.54円と日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後は162円台後半でのもみ合いに転じた。ドル絡みの取引が中心となったため、相場は方向感が出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ打ち止め観測の高まりが引き続き相場を下支えした半面、主力株の一部には利食い売りなどが出たため指数は小幅ながら下げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反発。FRBの利上げ打ち止め観測の高まる中、買いが優勢となった。米5年債入札で底堅い需要が確認されたことも相場の支援材料。
・原油先物相場は小幅に4日続落。アフリカ諸国の生産目標を巡る協議難航により26日から30日に延期となった石油輸出国機構(OPEC)と主要産出国によるOPECプラスの会合を前に調整の売りが続いた。会合では追加減産が検討されるとの見方があるものの、国際エネルギー機関(IEA)が先週、来年の石油供給がわずかながら過剰になるとの見通しを発表したことを嫌気したムードも続いている。
・金先物相場は続伸。米金利低下・ドル売りが先行。ドル安によりドル建て金価格へ割安感が生じて相場の押し上げ要因に。金利低下も、金利がつかない資産である金の相対的な投資妙味を増す材料に受け止められ底堅さにつながった。
(中村)