28日香港株=堅調か、米長期金利が低下 買い戻しも

 28日の香港市場は堅調か。米連邦準備理事会(FRB)による利上げサイクル終了期待や10月の米新築住宅販売件数が低調だったことで、米10年債利回りは4.4%を割る水準まで低下しており、ハイテク株などを中心に買いが広がると予想する。また、ハンセン指数は前日に終値で17日以来の安値を付けており、買い戻す動きも期待できそうだ。

 ただ、中国の景気減速への警戒感は根強く、引き続き相場の重しとなりそうだ。また、29日にはベージュブックが公表されるほか、30日には中国の製造業購買担当景気指数(PMI)が発表される予定で、様子見ムードが広がる可能性もある。

 27日のNY株式相場はやや軟調。先週まで主要3指数がそろって4週続伸したことで短期的に買われ過ぎが意識されたことが上値の重しとなったものの、ブラックフライデーのオンライン消費の好調が伝えられたことや、FRBによる利上げサイクルの終了期待が下値の支援となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)が香港終値を上回って引けたものの、テンセント(00700)や美団(03690)、アリババ集団(09988)などが下回って引けた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。