欧州マーケットダイジェスト・29日 株まちまち・金利低下・ドル買い戻し
(29日終値:30日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.26円(29日15時時点比△0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.63円(▲0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0976ドル(▲0.0026ドル)
FTSE100種総合株価指数:7423.46(前営業日比▲31.78)
ドイツ株式指数(DAX):16166.45(△173.78)
10年物英国債利回り:4.096%(▲0.078%)
10年物独国債利回り:2.432%(▲0.065%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月独輸入物価指数
前月比 0.3% 1.6%
前年比 ▲13.0% ▲14.3%
10月英消費者信用残高 13億ポンド 14億ポンド
10月英マネーサプライM4
前月比 0.3% ▲1.1%
前年比 ▲3.8% ▲3.9%
11月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲16.9 ▲16.9
11月ユーロ圏経済信頼感指数 93.8 93.5・改
11月独消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 ▲0.4% 0.0%
前年比 3.2% 3.8%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。アジア時間に一時1.1017ドルと8月10日以来の高値を更新したあとだけに、欧米市場では利食い売りなどが目立った。11月独消費者物価指数(CPI)速報値が前月比▲0.4%/前年比3.2%と予想の前月比▲0.1%/前年比3.5%を下回ったことが分かると、欧州のインフレ鈍化を意識したユーロ売りも出た。
7-9月期米国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比5.2%増と予想の5.0%増を上回ったこともドル買いを促し、0時30分過ぎには一時1.0960ドルと日通し安値を更新した。
・ドル円は下値が堅かった。アジア時間に一時146.67円と9月12日以来の安値まで売り込まれた反動で買い戻しが優勢となった。米GDP改定値の上振れを受けてドル買いが強まると、23時過ぎに一時147.90円と日通し高値を付けた。
ただ、節目の148.00円には届かなかった。米国で利上げ局面が終了したとの見方が広がる中、戻りを売りたい向きは多かった。
なお、バーキン米リッチモンド連銀総裁は「追加利上げの可能性を排除するつもりはない」「利下げについて議論するのは時期尚早」などと述べたと伝わった。
・ユーロ円も頭が重かった。21時30分過ぎに一時本日高値となる162.25円まで値を上げたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。1時30分過ぎには161.52円と本日安値を更新した。
・ロンドン株式相場は3日続落。日本や中国などのアジア株相場の下落を受けて、英株にも売りが波及した。BPやシェルなどエネルギー株が売られ、相場を押し下げた。HSBCやプルーデンシャルなど金融株も軟調だった。
・フランクフルト株式相場は続伸し、8月1日以来の高値となった。米国で利上げ局面が終了したとの観測が高まる中、前日の米国株が上昇すると独株にも買いが波及した。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(4.16%高)やザルトリウス(3.48%高)、ザランド(3.42%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。11月独CPI速報値が予想を下回ったことで、欧州のインフレ鈍化を意識した買いが入った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=147.26円(29日15時時点比△0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.63円(▲0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0976ドル(▲0.0026ドル)
FTSE100種総合株価指数:7423.46(前営業日比▲31.78)
ドイツ株式指数(DAX):16166.45(△173.78)
10年物英国債利回り:4.096%(▲0.078%)
10年物独国債利回り:2.432%(▲0.065%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月独輸入物価指数
前月比 0.3% 1.6%
前年比 ▲13.0% ▲14.3%
10月英消費者信用残高 13億ポンド 14億ポンド
10月英マネーサプライM4
前月比 0.3% ▲1.1%
前年比 ▲3.8% ▲3.9%
11月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲16.9 ▲16.9
11月ユーロ圏経済信頼感指数 93.8 93.5・改
11月独消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 ▲0.4% 0.0%
前年比 3.2% 3.8%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。アジア時間に一時1.1017ドルと8月10日以来の高値を更新したあとだけに、欧米市場では利食い売りなどが目立った。11月独消費者物価指数(CPI)速報値が前月比▲0.4%/前年比3.2%と予想の前月比▲0.1%/前年比3.5%を下回ったことが分かると、欧州のインフレ鈍化を意識したユーロ売りも出た。
7-9月期米国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比5.2%増と予想の5.0%増を上回ったこともドル買いを促し、0時30分過ぎには一時1.0960ドルと日通し安値を更新した。
・ドル円は下値が堅かった。アジア時間に一時146.67円と9月12日以来の安値まで売り込まれた反動で買い戻しが優勢となった。米GDP改定値の上振れを受けてドル買いが強まると、23時過ぎに一時147.90円と日通し高値を付けた。
ただ、節目の148.00円には届かなかった。米国で利上げ局面が終了したとの見方が広がる中、戻りを売りたい向きは多かった。
なお、バーキン米リッチモンド連銀総裁は「追加利上げの可能性を排除するつもりはない」「利下げについて議論するのは時期尚早」などと述べたと伝わった。
・ユーロ円も頭が重かった。21時30分過ぎに一時本日高値となる162.25円まで値を上げたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。1時30分過ぎには161.52円と本日安値を更新した。
・ロンドン株式相場は3日続落。日本や中国などのアジア株相場の下落を受けて、英株にも売りが波及した。BPやシェルなどエネルギー株が売られ、相場を押し下げた。HSBCやプルーデンシャルなど金融株も軟調だった。
・フランクフルト株式相場は続伸し、8月1日以来の高値となった。米国で利上げ局面が終了したとの観測が高まる中、前日の米国株が上昇すると独株にも買いが波及した。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(4.16%高)やザルトリウス(3.48%高)、ザランド(3.42%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。11月独CPI速報値が予想を下回ったことで、欧州のインフレ鈍化を意識した買いが入った。
(中村)