東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上値重い

 30日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。12時時点では147.01円とニューヨーク市場の終値(147.24円)と比べて23銭程度のドル安水準だった。日経平均の下げ幅縮小や時間外の米10年債利回りの反発を手掛かりに147.18円前後まで値を戻すも、本日高値147.24円を前に失速。その後、146.90円台に押し戻される場面も見られた。

 ユーロドルは様子見。12時時点では1.0976ドルとニューヨーク市場の終値(1.0969ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の動きに対して反応は鈍く、手掛かり材料に乏しい中、1.09ドル台後半で方向感を模索する展開が続いた。

 ユーロ円はもみ合い。12時時点では161.36円とニューヨーク市場の終値(161.52円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。ドル円、ユーロドルともに小動きとなったため、161.40円を中心として上下10銭程度のレンジでの往来が続いた。

 豪ドル円は底堅い。中国11月製造業PMIが予想を下回ったことに反応して97.30円を割るも、朝方に付けた日通し安値97.24円を前に下げ渋り。売り一巡後は97.50円台まで反発した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.85円 - 147.24円
ユーロドル:1.0967ドル - 1.0984ドル
ユーロ円:161.14円 - 161.57円


(川畑)
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