東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重いまま

 30日の東京外国為替市場でドル円は上値が重いまま。10時時点では146.98円とニューヨーク市場の終値(147.24円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。流動性の薄い8時過ぎに下値を試すも146.85円までと昨日安値146.67円には届かず。東京勢が参入するにつれて買い戻され、147.19円前後まで反発した。もっとも、一巡後は時間外の米10年債利回り低下を眺めながら再び147円台を割り込んだ。月末ゴトー日(5・10日)の仲値もそれほど盛り上がらなかった。

 ユーロ円は下落が一服。10時時点では161.41円とニューヨーク市場の終値(161.52円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が下押すタイミングで161.14円までユーロ安円高に振れた。その後はドル円の戻しと共に161.50円台まで下値を切り上げ。ドル円は再び緩んだが、その後はユーロドルの底堅さに支えられた。

 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.0982ドルとニューヨーク市場の終値(1.0969ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。米金利の低下基調が支えとなり、1.0984ドルまでじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.85円 - 147.24円
ユーロドル:1.0968ドル - 1.0984ドル
ユーロ円:161.14円 - 161.57円

(小針)
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