欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、弱含み

 1日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。20時時点では147.98円と17時時点(148.28円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが低下に転じたことなどを手掛かりにした売りが先行。一時147.69円付近まで値を下げた。一方で本日安値の147.61円手前では下げ止まっており、欧州勢の参入後は148.00円を挟んだ神経質な展開が続いている。市場からは「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言などを控えて内容を見極めたいとの思惑もあり、積極的に持ち高を傾けにくい」などの声も聞かれた。

 ユーロドルは小安い。20時時点では1.0890ドルと17時時点(1.0895ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。1.0890ドル台を中心としたレンジ内での推移となったが、やや上値の重さが目立った。
 なお、欧州圏の製造業PMI改定値は軒並み速報値から上方修正されたが、相場への影響は限られた。

 ユーロ円はさえない。20時時点では161.16円と17時時点(161.54円)と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。ドル円やユーロドルの下げにつれて円買い・ユーロ売りが進み、一時160.95円まで本日安値を更新した。


本日こまでの参考レンジ
ドル円:147.61円 - 148.32円
ユーロドル:1.0884ドル - 1.0913ドル
ユーロ円:160.95円 - 161.78円

(岩間)
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