欧州マーケットダイジェスト・5日 株まちまち・金利低下・ユーロ安
(5日終値:6日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.12円(5日15時時点比△0.10円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.78円(▲0.70円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0792ドル(▲0.0055ドル)
FTSE100種総合株価指数:7489.84(前営業日比▲23.12)
ドイツ株式指数(DAX):16533.11(△128.35)
10年物英国債利回り:4.025%(▲0.169%)
10年物独国債利回り:2.247%(▲0.107%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月仏鉱工業生産指数
前月比 ▲0.3% ▲0.6%・改
11月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
45.4 45.3
11月独サービス部門PMI改定値 49.6 48.7
11月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 48.7 48.2
11月英サービス部門PMI改定値 50.9 50.5
7-9月期南アフリカ国内総生産(GDP)
前期比 ▲0.2% 0.5%・改
前年同期比 ▲0.7% 1.5%・改
10月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比 0.2% 0.5%
前年比 ▲9.4% ▲12.4%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は不安定な値動き。欧州勢の参入後に146.68円まで下げた後はショートカバーが入り、147円台を回復。しばらくは147円台前半でのもみ合いとなっていたが、NY勢の本格参入後は147.00円を挟んで神経質に上下した。10月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が873.3万件と市場予想の930.0万件を下回る結果となったことを受け、米長期金利の低下とともに一時146.57円まで下押ししたが、その後は下値を切り上げる展開に。米金利が低下基調を維持したにもかかわらず、対欧州通貨などでドル買い戻しが進むなか、アジア時間につけた高値147.38円手前まで買い戻しが入った。
・ユーロドルは弱含み。欧州各国の11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が軒並み予想を上回る結果となったことで一時買いが入る場面もあったが、全般にドル買いが進んだ流れに沿って、2時前には1.0782ドルまで本日安値を更新。シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事やブイチッチ・クロアチア中銀総裁などECB当局者から追加利上げに対して否定的な発言が相次ぎ、ECBの利下げ転換への思惑が意識されたことも相場の重しとなった。
・ユーロ円は戻りが鈍い。シュナーベルECB専務理事が「追加利上げの可能性は小さい」などと発言したことを受け、17時過ぎに158.58円の安値をつけた。その後は良好な欧州経済指標を手掛かりに159円台半ばまで反発する場面もあったが、買い戻しが一巡するとユーロドルの下げにつれて158.70円台まで再び押し戻された。
・ロンドン株式相場は続落。利益確定目的の売りに頭を押さえられ、やや上値の重い動きとなった。素材株が連日で売りに押されたほか、カタール系政府ファンドが保有株を減らすと伝わったバークレイズなど金融株の下げも目立った。
・フランクフルト株式相場は6日続伸し、過去最高値を更新した。欧州中央銀行(ECB)当局者から追加利上げについて否定的な発言が相次いだことが好感された。個別ではダイムラー・トラック・ホールディング(3.43%高)やシーメンス・エナジー(2.96%高)、バイエル(2.85%高)などの上げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。米債券高につれた。
(岩間)
ドル・円相場:1ドル=147.12円(5日15時時点比△0.10円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.78円(▲0.70円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0792ドル(▲0.0055ドル)
FTSE100種総合株価指数:7489.84(前営業日比▲23.12)
ドイツ株式指数(DAX):16533.11(△128.35)
10年物英国債利回り:4.025%(▲0.169%)
10年物独国債利回り:2.247%(▲0.107%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月仏鉱工業生産指数
前月比 ▲0.3% ▲0.6%・改
11月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
45.4 45.3
11月独サービス部門PMI改定値 49.6 48.7
11月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 48.7 48.2
11月英サービス部門PMI改定値 50.9 50.5
7-9月期南アフリカ国内総生産(GDP)
前期比 ▲0.2% 0.5%・改
前年同期比 ▲0.7% 1.5%・改
10月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比 0.2% 0.5%
前年比 ▲9.4% ▲12.4%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は不安定な値動き。欧州勢の参入後に146.68円まで下げた後はショートカバーが入り、147円台を回復。しばらくは147円台前半でのもみ合いとなっていたが、NY勢の本格参入後は147.00円を挟んで神経質に上下した。10月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が873.3万件と市場予想の930.0万件を下回る結果となったことを受け、米長期金利の低下とともに一時146.57円まで下押ししたが、その後は下値を切り上げる展開に。米金利が低下基調を維持したにもかかわらず、対欧州通貨などでドル買い戻しが進むなか、アジア時間につけた高値147.38円手前まで買い戻しが入った。
・ユーロドルは弱含み。欧州各国の11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が軒並み予想を上回る結果となったことで一時買いが入る場面もあったが、全般にドル買いが進んだ流れに沿って、2時前には1.0782ドルまで本日安値を更新。シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事やブイチッチ・クロアチア中銀総裁などECB当局者から追加利上げに対して否定的な発言が相次ぎ、ECBの利下げ転換への思惑が意識されたことも相場の重しとなった。
・ユーロ円は戻りが鈍い。シュナーベルECB専務理事が「追加利上げの可能性は小さい」などと発言したことを受け、17時過ぎに158.58円の安値をつけた。その後は良好な欧州経済指標を手掛かりに159円台半ばまで反発する場面もあったが、買い戻しが一巡するとユーロドルの下げにつれて158.70円台まで再び押し戻された。
・ロンドン株式相場は続落。利益確定目的の売りに頭を押さえられ、やや上値の重い動きとなった。素材株が連日で売りに押されたほか、カタール系政府ファンドが保有株を減らすと伝わったバークレイズなど金融株の下げも目立った。
・フランクフルト株式相場は6日続伸し、過去最高値を更新した。欧州中央銀行(ECB)当局者から追加利上げについて否定的な発言が相次いだことが好感された。個別ではダイムラー・トラック・ホールディング(3.43%高)やシーメンス・エナジー(2.96%高)、バイエル(2.85%高)などの上げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。米債券高につれた。
(岩間)