欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、上値重い

 12日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。20時時点では145.29円と17時時点(145.44円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。17時過ぎに145.60円台までやや値を上げるも、その後は時間外の米10年債利回りが4.18%台まで再び低下する中でじり安で推移。一時、145.24円前後まで下落して本日安値に接近した。

 ユーロドルは強含み。20時時点では1.0801ドルと17時時点(1.0777ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。欧州市場序盤からのユーロが小幅に買われる流れが続き、一時1.0807ドルまで上昇して7日以来の高値を付けた。12月独ZEW景況感調査が市場予想や前月を上回ったほか、米長期金利が低下したことも上昇を後押しした。

 ユーロ円は様子見。20時時点では156.92円と17時時点(156.75円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が反発した場面では157.13円まで買い戻された。もっともその後はドル円とユーロドルの動きに挟まれ、156円台後半から157円台前半でのもみ合いが続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.23円 - 146.18円
ユーロドル:1.0760ドル - 1.0807ドル
ユーロ円:156.50円 - 157.34円

(川畑)
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