欧州マーケットダイジェスト・13日 株小動き・金利低下・円高
(13日終値:14日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=145.17円(13日15時時点比▲0.39円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.55円(▲0.51円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0784ドル(▲0.0006ドル)
FTSE100種総合株価指数:7548.44(前営業日比△5.67)
ドイツ株式指数(DAX):16766.05(▲25.69)
10年物英国債利回り:3.830%(▲0.137%)
10年物独国債利回り:2.173%(▲0.053%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月英国内総生産(GDP、前月比) ▲0.3% 0.2%
10月英商品貿易収支 170.32億ポンドの赤字 142.88億ポンドの赤字
10月英貿易収支 44.80億ポンドの赤字 15.74億ポンドの赤字
10月英鉱工業生産指数(前月比) ▲0.8% 0.0%
製造業生産高(前月比) ▲1.1% 0.1%
10月ユーロ圏鉱工業生産
前月比 ▲0.7% ▲1.0%・改
前年比 ▲6.6% ▲6.8%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。日本時間夕刻に一時145.99円と日通し高値を付けたものの、節目の146.00円や前日の高値146.18円がレジスタンスとして働くと徐々に弱含んだ。NYの取引時間帯に入り、11月米卸売物価指数(PPI)が前月比横ばい/前年同月比0.9%と予想の前月比0.1%/前年同月比1.0%より弱い内容となったほか、エネルギーと食品を除くコア指数も前月比横ばい/前年同月比2.0%と予想の前月比0.2%/前年同月比2.2%を下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが活発化。2時30分前には一時145.03円と日通し安値を更新した。
・ユーロドルは上値が重かった。10月ユーロ圏鉱工業生産が前月比▲0.7%/前年同月比▲6.6%と予想の前月比▲0.3%/前年同月比▲4.6%を下回ったことが伝わると、欧州中央銀行(ECB)が来年に利下げ方針に転じる可能性が改めて意識され、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。20時前に一時1.0773ドルと日通し安値を更新した。
ただ、11月米PPIが米国のインフレ鈍化を裏付ける内容だったことが分かると、ユーロ買い・ドル売りが優勢に。23時過ぎには一時1.0809ドルと日通し高値を付けた。もっとも、前日の高値1.0827ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
・ユーロ円は頭が重かった。日本時間夕刻に一時157.48円と本日高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に弱含んだ。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが優勢となり、一時156.50円と本日安値を付けた。
・ロンドン株式相場は3営業日ぶりに小反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に様子見ムードが強まり、大きな方向感は出なかった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が買われたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら続落。本日のFOMCや明日のECB定例理事会を前に様子見ムードが強まり、大きな方向感は出なかった。個別ではシーメンス・エナジー(3.20%安)やザランド(1.84%安)、メルク(1.56%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。ECBが来年、利下げに動くとの見方から独国債に買いが入った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=145.17円(13日15時時点比▲0.39円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.55円(▲0.51円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0784ドル(▲0.0006ドル)
FTSE100種総合株価指数:7548.44(前営業日比△5.67)
ドイツ株式指数(DAX):16766.05(▲25.69)
10年物英国債利回り:3.830%(▲0.137%)
10年物独国債利回り:2.173%(▲0.053%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月英国内総生産(GDP、前月比) ▲0.3% 0.2%
10月英商品貿易収支 170.32億ポンドの赤字 142.88億ポンドの赤字
10月英貿易収支 44.80億ポンドの赤字 15.74億ポンドの赤字
10月英鉱工業生産指数(前月比) ▲0.8% 0.0%
製造業生産高(前月比) ▲1.1% 0.1%
10月ユーロ圏鉱工業生産
前月比 ▲0.7% ▲1.0%・改
前年比 ▲6.6% ▲6.8%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。日本時間夕刻に一時145.99円と日通し高値を付けたものの、節目の146.00円や前日の高値146.18円がレジスタンスとして働くと徐々に弱含んだ。NYの取引時間帯に入り、11月米卸売物価指数(PPI)が前月比横ばい/前年同月比0.9%と予想の前月比0.1%/前年同月比1.0%より弱い内容となったほか、エネルギーと食品を除くコア指数も前月比横ばい/前年同月比2.0%と予想の前月比0.2%/前年同月比2.2%を下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが活発化。2時30分前には一時145.03円と日通し安値を更新した。
・ユーロドルは上値が重かった。10月ユーロ圏鉱工業生産が前月比▲0.7%/前年同月比▲6.6%と予想の前月比▲0.3%/前年同月比▲4.6%を下回ったことが伝わると、欧州中央銀行(ECB)が来年に利下げ方針に転じる可能性が改めて意識され、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。20時前に一時1.0773ドルと日通し安値を更新した。
ただ、11月米PPIが米国のインフレ鈍化を裏付ける内容だったことが分かると、ユーロ買い・ドル売りが優勢に。23時過ぎには一時1.0809ドルと日通し高値を付けた。もっとも、前日の高値1.0827ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
・ユーロ円は頭が重かった。日本時間夕刻に一時157.48円と本日高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に弱含んだ。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが優勢となり、一時156.50円と本日安値を付けた。
・ロンドン株式相場は3営業日ぶりに小反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に様子見ムードが強まり、大きな方向感は出なかった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が買われたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら続落。本日のFOMCや明日のECB定例理事会を前に様子見ムードが強まり、大きな方向感は出なかった。個別ではシーメンス・エナジー(3.20%安)やザランド(1.84%安)、メルク(1.56%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。ECBが来年、利下げに動くとの見方から独国債に買いが入った。
(中村)