東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 14日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では142.21円とニューヨーク市場の終値(142.89円)と比べて68銭程度のドル安水準だった。9時ころに142.90円まで買われる局面もあったが、時間外の米10年債利回りが3.98%台まで低下したことで上値が重くなった。仲値通過後には更に下押しし、10時過ぎには142.05円まで下値を広げた。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0893ドルとニューヨーク市場の終値(1.0874ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。米金利が低下していることが支えになり1.0896ドルまで上昇し、小高く推移している。
 なお、豪ドル/ドルは0.6708ドルまで強含んだ。米金利低下だけでなく、11月の豪新規雇用者数が市場予想よりも上回ったことも支えになった。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では154.91円とニューヨーク市場の終値(155.38円)と比べて47銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円に連れた動きとなり155.55円まで上昇したが、再び154.70円台まで弱含んだ。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.05円 - 142.90円
ユーロドル:1.0874ドル - 1.0896ドル
ユーロ円:154.62円 - 155.55円


(松井)
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