東京外国為替市場概況・12時 ドル円、売り継続

 14日の東京外国為替市場でドル円は売りが継続。12時時点では141.92円とニューヨーク市場の終値(142.89円)と比べて97銭程度のドル安水準だった。時間外取引の米10年債利回りが3.97%割れまで低下幅を拡大。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降の米金利低下・ドル安がさらに進み、ドル円は7日の大きな下振れでつけた安値141.71円に近づく141.77円まで昼過ぎに下落した。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.0904ドルとニューヨーク市場の終値(1.0874ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下を支援に昼過ぎには1.0908ドルまで上昇。1日以来、約2週間ぶりに1.09ドル台を回復した。

 ユーロ円は戻りが鈍い。12時時点では154.75円とニューヨーク市場の終値(155.38円)と比べて63銭程度のユーロ安水準だった。今夜に欧州中央銀行(ECB)金融政策発表もあることへの警戒感か、この時間帯の対ドルでのユーロ買いより、円買いが優位で、ユーロ円は154.61円までわずかながら下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.77円 - 142.90円
ユーロドル:1.0874ドル - 1.0908ドル
ユーロ円:154.61円 - 155.55円

(関口)
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