東京外国為替市場概況・10時 ドル円 下げ渋る

 4日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋る。10時時点では143.26円とニューヨーク市場の終値(143.29円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。昨日大幅高の反動で調整の売りが先行し、日経平均の大幅安も重しに一時142.86円まで弱含んだ。ただ、昨日のNY時間に下押しした水準142.82円手前で下げ止まると、仲値に向けて143.32円まで切り返した。

 ユーロ円は売りが一服。10時時点では156.48円とニューヨーク市場の終値(156.50円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の調整売りや株安も重しに一時156.08円まで弱含んだが、ドル円同様に下げが一服すると156.53円まで切り返すなど方向感は乏しい。

 ユーロドルは10時時点では1.0922ドルとニューヨーク市場の終値(1.0922ドル)とほぼ同水準だった。1.0920ドル台でこう着相場が続いている。時間外の米10年債利回りは、前日終値水準となる3.92%前後での小動きにとどまっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.86円 - 143.32円
ユーロドル:1.0917ドル - 1.0928ドル
ユーロ円:156.08円 - 156.53円

(金)
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