東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 1日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では152.29円とニューヨーク市場の終値(152.03円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。大幅安の日本株に対する反応は鈍く、10時過ぎの下押しも151.90円台に留まった。下値の固さを確認すると、月初に絡んだフローと思われるドル買いにも支えられて152.35円まで上昇した。

 ユーロ円はじり高。12時時点では165.68円とニューヨーク市場の終値(165.48円)と比べて20銭程度のユーロ高水準だった。日経平均は約900円安まで下げ幅を拡大したものの、リスク回避を意識した値動きとはならず。ドル円が上値を伸ばしたタイミングで165.73円までつれ高となった。

 ユーロドルはやや伸び悩み。12時時点では1.0878ドルとニューヨーク市場の終値(1.0884ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。昨日高値を僅かに上回った1.0889ドルを付けたところで上昇は一服。その後はドル円のドル高推移につれて1.0870ドル台まで上値を切り下げた。ここからは200日移動平均線が位置する1.0870ドルを巡る攻防が注目される。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.79円 - 152.35円
ユーロドル:1.0877ドル - 1.0889ドル
ユーロ円:165.24円 - 165.73円


(小針)
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