ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、軟調

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。4時時点では152.05円と2時時点(152.44円)と比べて39銭程度のドル安水準だった。ダウ平均の戻りが限られるなど米株がマイナス推移を続けるなか、米10年債利回りは4.25%台まで低下幅を拡大。米ニュースサイト「アクシオス」がイスラエル情報機関によるとして、イランが数日以内にイラクから大規模な報復攻撃を準備と、地政学リスクの高まりを意識させるニュースを伝えた。
 ドル円はロンドン序盤につけた151.92円からNY序盤に153円付近まで戻した値幅を帳消しにし、151.84円まで25日以来の安値を更新した。

 ユーロドルは小戻し。4時時点では1.0870ドルと2時時点(1.0858ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル軟化を支えに、1.0873ドル前後まで小幅に戻した。しかし強い方向感はない。

 ユーロ円は戻りが鈍い。4時時点では165.29円と2時時点(165.53円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。ドル円軟化にともなう円相場の上昇を受け、165円半ばから165円前半までユーロ安・円高推移となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.84円 - 153.59円
ユーロドル:1.0844ドル - 1.0888ドル
ユーロ円:164.94円 - 166.69円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。