ニューヨーク外国為替市場概況・31日 ドル円、5日ぶり反落
31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は5営業日ぶりに反落。終値は152.03円と前営業日NY終値(153.42円)と比べて1円39銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.33%台まで上昇すると買いが強まり、23時過ぎには153.05円付近まで値を上げた。ただ、ダウ平均が軟調に推移したため上値は限定的。米金利が4.25%台まで一転低下したことも嫌気され、3時30分過ぎには本日安値となる151.84円まで値を下げ、その後の戻りも鈍かった。
アジア時間に植田日銀総裁が定例記者会見でこれまで繰り返してきた政策判断に「時間的な余裕はある」との表現を今後は使わないなど、総じてタカ派的な見解を示したことが引き続き重しとなった面もあった。
ユーロドルは4日続伸。終値は1.0884ドルと前営業日NY終値(1.0856ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ高水準だった。欧州時間からの底堅い地合いが継続し、22時30分過ぎには一時1.0888ドルと日通し高値を更新した。その後はポンドドルの急落につれたほか、欧州株安も重しとなり1.08ドル台半ばまで伸び悩む場面があったが、米長期金利の低下が支えとなるなど下値は堅かった。
なお、ポンドドルは23時前から断続的な売りが持ち込まれた。市場では「月末のロンドンフィキシングに向けたフローが出たのでは」との指摘もあり、23日安値の1.2908ドルを下抜けて1.2844ドルと8月15日以来の安値を付けた。
ユーロ円は5営業日ぶりに反落。終値は165.48円と前営業日NY終値(166.55円)と比べて1円7銭程度のユーロ安水準だった。ドル円やユーロドルの上昇につれて166.36円付近まで値を上げる場面があったが上値は限られた。欧米株安でリスク回避の売りが優勢になると165.03円付近まで一転下落した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.84円 - 153.59円
ユーロドル:1.0844ドル - 1.0888ドル
ユーロ円:164.94円 - 166.69円
(越後)
アジア時間に植田日銀総裁が定例記者会見でこれまで繰り返してきた政策判断に「時間的な余裕はある」との表現を今後は使わないなど、総じてタカ派的な見解を示したことが引き続き重しとなった面もあった。
ユーロドルは4日続伸。終値は1.0884ドルと前営業日NY終値(1.0856ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ高水準だった。欧州時間からの底堅い地合いが継続し、22時30分過ぎには一時1.0888ドルと日通し高値を更新した。その後はポンドドルの急落につれたほか、欧州株安も重しとなり1.08ドル台半ばまで伸び悩む場面があったが、米長期金利の低下が支えとなるなど下値は堅かった。
なお、ポンドドルは23時前から断続的な売りが持ち込まれた。市場では「月末のロンドンフィキシングに向けたフローが出たのでは」との指摘もあり、23日安値の1.2908ドルを下抜けて1.2844ドルと8月15日以来の安値を付けた。
ユーロ円は5営業日ぶりに反落。終値は165.48円と前営業日NY終値(166.55円)と比べて1円7銭程度のユーロ安水準だった。ドル円やユーロドルの上昇につれて166.36円付近まで値を上げる場面があったが上値は限られた。欧米株安でリスク回避の売りが優勢になると165.03円付近まで一転下落した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.84円 - 153.59円
ユーロドル:1.0844ドル - 1.0888ドル
ユーロ円:164.94円 - 166.69円
(越後)