東京外国為替市場概況・12時 ドル円、じり高

 4日の東京外国為替市場でドル円はじり高。12時時点では143.47円とニューヨーク市場の終値(143.29円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。一時770円ほど下落した日経平均株価が270円安程度までマイナス幅を縮小。昨日NYタイムも3.89%台まで低下した米10年債利回りが本日の時間外取引で依然として低位ながら3.92%台でじりじり水準を回復した動きも支えに、ドル円は143.49円まで上昇した。植田日銀総裁から「地震を受け、金融上の措置講じるように金融機関に要請」と、地震の影響に配慮する発言も聞かれた。

 ユーロ円も底堅い。12時時点では156.66円とニューヨーク市場の終値(156.50円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの重い動きに引っ張られる場面もあったが、ドル円の円安推移を支えに156.68円までじり高となった。

 ユーロドルは戻りが鈍い。12時時点では1.0919ドルとニューヨーク市場の終値(1.0922ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利がじり高となるなか1.0916ドルまでわずかながら下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.86円 - 143.49円
ユーロドル:1.0916ドル - 1.0928ドル
ユーロ円:156.08円 - 156.68円

(関口)
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