欧州マーケットダイジェスト・22日 株高・金利低下・円もみ合い

(22日終値:23日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.98円(22日15時時点比▲0.07円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.25円(▲0.14円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0896ドル(▲0.0005ドル)
FTSE100種総合株価指数:7487.71(前営業日比△25.78)
ドイツ株式指数(DAX):16683.36(△128.23)
10年物英国債利回り:3.904%(▲0.025%)
10年物独国債利回り:2.290%(▲0.052%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は一進一退。日本株や欧州株相場の上昇を受けて円売り・ドル買いが先行すると、18時前に一時148.30円付近まで値を上げたものの、週明け早朝取引で付けた日通し高値148.33円が目先レジスタンスとして働くと失速した。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが強まると、23時前に一時147.62円と日通し安値を更新した。明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前にポジション調整目的の売りも出た。
 もっとも、売り一巡後は徐々に買い戻しが進み、148.04円付近まで持ち直した。市場では「明日の日銀会合の結果公表を前に持ち高を傾けにくく、大きな方向感は出なかった」との声が聞かれた。

・ユーロドルは1.08ドル台後半での狭いレンジ取引に終始した。欧州中央銀行(ECB)定例理事会を25日に控えていることが様子見姿勢につながった。

・ユーロ円は日本時間夕刻に一時161.52円付近まで上げたものの、週明け早朝取引で付けた日通し高値161.57円が目先レジスタンスとして意識されると失速。前週末の安値160.82円を下抜けて一時160.76円と日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、161円台前半まで持ち直した。ドル円と似た動きとなった。

・ロンドン株式相場は3日続伸。前週末の米国株相場が堅調に推移したことを受けて投資家心理が強気に傾くと、英株にも買いが波及した。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。半面、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られた。

・フランクフルト株式相場は反発。前週末の米国株や本日の日本株が上昇すると投資家心理が強気に傾き、独株にも買いが広がった。個別ではザランド(3.88%高)やハノーバー再保険(1.65%高)、ハイデルベルク・マテリアルズ(1.59%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。

(中村)
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