NY株見通し-ハイテク株を中心に堅調か AT&Tなどの決算発表に注目

 今晩は決算発表に注目。昨日は弱い通期利益見通しが嫌気された3Mが大幅安となったことでダウ平均が4日ぶりに反落した一方、S&P500とナスダック総合は4日続伸した。S&P500は3日連続で終値の最高値を更新し、大型株で構成されるナスダック100指数は4日連続で終値の最高値を更新した。年初来ではダウ平均が0.57%高、S&P500が1.99%高、ナスダック総合が2.76%高となった一方、小型株指数のラッセル2000は2.51%安となった。ハイテク株を中心に大型株が堅調に推移する一方で、景気敏感株が多い小型株の不調が目立っている。

 引け後の動きでは、ストリーミング会員数が予想を大きく上回ったネットフリックスが時間外で8%超上昇した一方、弱い見通しが嫌気されたテキサス・インスツルメンタルが時間外で4%超下落した。

 今晩は決算発表が引き続き焦点か。ネットフリックスの大幅高が見込まれ、ハイテク株を中心に堅調相場が期待されるが、寄り前に発表されるインテューイティブ・サージカル、フリーポート・マクモラン、AT&Tなどの決算発表やガイダンスが注目される。引け後にはテスラやIBMの発表が予定されるほか、経済指標では木曜日に10-12月期GDP速報値、金曜日に米連邦準備理事会(FRB)が注目する12月個人消費支出(PCE)価格指数が発表され、これらを控えた様子見姿勢も強まりそうだ。

 今晩の米経済指標は1月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値など。企業決算は寄り前にインテューイティブ・サージカル、フリーポート・マクモラン、AT&T、アンフェノール、アボット・ラボラトリーズ、引け後にIBM、テスラ、クラウン・キャッスル、CSX、ラム・リサーチ などが発表予定。(執筆:1月24日、14:00) 
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