NY株見通し-引け後のマイクロソフト、アルファベットの決算発表を控え様子見か

 今晩は様子見か。昨日は週内にマイクロソフト、アルファベット、アップル、アマゾン、メタなどのハイテク・ジャイアントの決算発表や、米連邦公開市場委員会(FOMC)、米1月雇用統計などの重要イベントを控える中、米10年債利回りの低下を追い風に主要3指数がそろって上昇。ダウ平均は224.02ドル高(+0.59%)と3営業日続伸し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.76%高、1.12%高と反発した。ダウ平均とS&P500は先週末に続いて取引時間中の史上最高値を更新し、終値ではダウ平均が3営業日連続、S&P500は2営業日ぶりの高値更新となった。

 今晩の取引では引け後のマイクロソフト、アルファベットの決算発表や、水曜日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表、金曜日の米1月雇用統計を控えた様子見か。ダウ平均とS&P500が連日で史上最高値を更新し、ナスダック総合も最高値まで約3%に迫っており、もう一段の上昇のためにはハイテク・ジャイアントの決算や見通しが良好であることや金融政策の緩和見通しがポイントとなる。本日発表される経済指標や米10年債利回りの動向をにらんだ神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標は12月JOLTS 求人件数、1月消費者信頼感指数、11月S&Pケースシラー20住宅価格指数など。企業決算は寄り前にゼネラル・モーターズ(GM)、ファイザー、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、マラソンペトロリアム、引け後にアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、マイクロソフト、アルファベットなどが発表予定。(執筆:1月30日、14:00)
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