欧州マーケットダイジェスト・30日 株高・金利上昇・円荒い値動き
(30日終値:31日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.80円(30日15時時点比△0.42円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.20円(△0.70円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0839ドル(△0.0017ドル)
FTSE100種総合株価指数:7666.31(前営業日比△33.57)
ドイツ株式指数(DAX):16972.34(△30.63)
10年物英国債利回り:3.901%(△0.025%)
10年物独国債利回り:2.268%(△0.033%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10-12月期仏国内総生産(GDP)速報値
前期比 0.0% 0.0%・改
10-12月期独国内総生産(GDP)速報値(季節調整済)
前期比 ▲0.3% 0.0%・改
前年同期比 ▲0.2% ▲0.3%・改
12月英消費者信用残高 12億ポンド 21億ポンド・改
12月英マネーサプライM4
前月比 0.5% ▲0.1%
前年比 ▲0.9% ▲2.3%
10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値
前期比 0.0% ▲0.1%
前年同期比 0.1% 0.0%
1月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲16.1 ▲16.1
1月ユーロ圏経済信頼感指数 96.2 96.3・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は荒い値動き。しばらくは147.30円を挟んだもみ合いの展開が続いていたものの、NYの取引時間帯に入ると売買が交錯し、値が振れた。
NY勢参入直後は円売り・ドル買いが先行し22時30分前に一時147.58円まで上げたものの、すぐに失速。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.03%台まで低下すると円買い・ドル売りが優勢となり、日本時間夕刻に付けた147.16円を下抜けて一時147.10円と日通し安値を更新した。
ただ、米労働省が発表した12月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が902.6万件と予想の875.0万件を上回り、米10年債利回りが4.10%台まで上昇すると一転ドル買い戻しが優勢に。1時過ぎには147.93円と日通し高値を更新した。
もっとも、米10年債利回りが再び低下に転じるとドル円にも売りが出て147.67円付近まで下押しした。明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に方向感が出にくい状況だった。
・ユーロドルは買い先行後、もみ合い。欧州債利回りの上昇などを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入ると、24時前に一時1.0857ドルと日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値1.0858ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。12月米JOLTS求人件数の上振れをきっかけに米長期金利が上昇するとドル買い戻しが優勢となり、1.0828ドル付近まで下押しした。もっとも、米長期金利が再び低下すると1.0847ドル付近まで持ち直している。
明日のFOMC結果公表を前に200日移動平均線が位置する1.0842ドル付近を睨んだ動き。
・ユーロ円は底堅い動き。日本時間夕刻に一時159.22円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。1時過ぎには160.34円と日通し高値を更新した。欧州株相場の上昇やダウ平均の史上最高値更新などが相場を下支えした。
・ロンドン株式相場は反発。前日の米株式市場でダウ平均が史上最高値を更新すると、投資家心理が改善。英株にも買いが波及した。HSBCやバークレイズ、ロイズ・バンキング・グループなど金融株が値上がりしたほか、BPやシェルなどエネルギー株が買われた。半面、リオ・ティントやグレンコアなど素材株が売られた。
・フランクフルト株式相場は小反発。前日の米国株高や欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測が買いを促したものの、明日のFOMC結果公表を前に一本調子で上昇する展開にはならなかった。
・欧州債券相場は下落。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=147.80円(30日15時時点比△0.42円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.20円(△0.70円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0839ドル(△0.0017ドル)
FTSE100種総合株価指数:7666.31(前営業日比△33.57)
ドイツ株式指数(DAX):16972.34(△30.63)
10年物英国債利回り:3.901%(△0.025%)
10年物独国債利回り:2.268%(△0.033%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10-12月期仏国内総生産(GDP)速報値
前期比 0.0% 0.0%・改
10-12月期独国内総生産(GDP)速報値(季節調整済)
前期比 ▲0.3% 0.0%・改
前年同期比 ▲0.2% ▲0.3%・改
12月英消費者信用残高 12億ポンド 21億ポンド・改
12月英マネーサプライM4
前月比 0.5% ▲0.1%
前年比 ▲0.9% ▲2.3%
10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値
前期比 0.0% ▲0.1%
前年同期比 0.1% 0.0%
1月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲16.1 ▲16.1
1月ユーロ圏経済信頼感指数 96.2 96.3・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は荒い値動き。しばらくは147.30円を挟んだもみ合いの展開が続いていたものの、NYの取引時間帯に入ると売買が交錯し、値が振れた。
NY勢参入直後は円売り・ドル買いが先行し22時30分前に一時147.58円まで上げたものの、すぐに失速。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.03%台まで低下すると円買い・ドル売りが優勢となり、日本時間夕刻に付けた147.16円を下抜けて一時147.10円と日通し安値を更新した。
ただ、米労働省が発表した12月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が902.6万件と予想の875.0万件を上回り、米10年債利回りが4.10%台まで上昇すると一転ドル買い戻しが優勢に。1時過ぎには147.93円と日通し高値を更新した。
もっとも、米10年債利回りが再び低下に転じるとドル円にも売りが出て147.67円付近まで下押しした。明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に方向感が出にくい状況だった。
・ユーロドルは買い先行後、もみ合い。欧州債利回りの上昇などを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入ると、24時前に一時1.0857ドルと日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値1.0858ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。12月米JOLTS求人件数の上振れをきっかけに米長期金利が上昇するとドル買い戻しが優勢となり、1.0828ドル付近まで下押しした。もっとも、米長期金利が再び低下すると1.0847ドル付近まで持ち直している。
明日のFOMC結果公表を前に200日移動平均線が位置する1.0842ドル付近を睨んだ動き。
・ユーロ円は底堅い動き。日本時間夕刻に一時159.22円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。1時過ぎには160.34円と日通し高値を更新した。欧州株相場の上昇やダウ平均の史上最高値更新などが相場を下支えした。
・ロンドン株式相場は反発。前日の米株式市場でダウ平均が史上最高値を更新すると、投資家心理が改善。英株にも買いが波及した。HSBCやバークレイズ、ロイズ・バンキング・グループなど金融株が値上がりしたほか、BPやシェルなどエネルギー株が買われた。半面、リオ・ティントやグレンコアなど素材株が売られた。
・フランクフルト株式相場は小反発。前日の米国株高や欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測が買いを促したものの、明日のFOMC結果公表を前に一本調子で上昇する展開にはならなかった。
・欧州債券相場は下落。
(中村)