NYマーケットダイジェスト・5日 株安・金利上昇・ドル高
(5日終値)
ドル・円相場:1ドル=148.68円(前営業日比△0.30円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.73円(▲0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0743ドル(▲0.0045ドル)
ダウ工業株30種平均:38380.12ドル(▲274.30ドル)
ナスダック総合株価指数:15597.68(▲31.27)
10年物米国債利回り:4.16%(△0.14%)
WTI原油先物3月限:1バレル=72.78ドル(△0.50ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2042.9ドル(▲10.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月米サービス部門PMI改定値 52.5 52.9
1月米総合PMI改定値 52.0 52.3
1月米ISM非製造業指数 53.4 50.5・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や1月米雇用統計を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退する中、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。この日発表の1月米ISM非製造業景況指数が53.4と予想の52.0を上回ったこともドル買いを促し、一時148.89円と昨年11月27日以来の高値を付けた。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.60と昨年11月14日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは続落。米経済指標の上振れをきっかけに米早期利下げ観測が後退するとドル全面高の展開となった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.17%まで急騰したこともユーロ売り・ドル買いを促し、一時1.0723ドルと昨年11月14日以来の安値を付けた。
・ユーロ円は3日ぶりに反落。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、米国株相場の下落を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが入ると、24時頃に一時159.39円と本日安値を更新した。ただ、前週末の安値159.05円が目先サポートとして働くと下げ渋った。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。米経済指標の上振れを受けて、FRBによる早期利下げ観測が後退すると株売りが優勢となった。連日で史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りも出やすく、指数は一時430ドル超下げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落。米長期金利が大幅に上昇したことで、高PER(株価収益率)のハイテク株には売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは大幅に続落。1月米ISM非製造業景況指数が予想より強い内容だったことが分かると、米早期利下げ観測が後退し売りが膨らんだ。
・原油先物相場は反発。米早期利下げ観測が後退したことを背景としたエネルギー需要の拡大期待が薄れ、売りが先行した。予想比上振れの1月米ISM非製造業景況指数を受けてドル高が加速し、ドル建ての原油に割高感が生じたことも重しに一時71.41ドルまで下落した。
ただ、米国、イスラエル、カタールなどの協議で一致したパレスチナ自治区ガザをめぐる戦闘休止案をイスラム組織ハマスが受け入れるかどうかに注目が集まるなか、売りが一巡すると割安感から押し目買いも入り反発して取引を終えた。
・金先物相場は続落。この日も米10年債利回りが4.17%台まで急伸するなど米長期金利が大幅上昇し、金利が生じない金は売りに押された。為替相場でドル高が進んだこともドル建ての金の売りを後押した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=148.68円(前営業日比△0.30円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.73円(▲0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0743ドル(▲0.0045ドル)
ダウ工業株30種平均:38380.12ドル(▲274.30ドル)
ナスダック総合株価指数:15597.68(▲31.27)
10年物米国債利回り:4.16%(△0.14%)
WTI原油先物3月限:1バレル=72.78ドル(△0.50ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2042.9ドル(▲10.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月米サービス部門PMI改定値 52.5 52.9
1月米総合PMI改定値 52.0 52.3
1月米ISM非製造業指数 53.4 50.5・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や1月米雇用統計を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退する中、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。この日発表の1月米ISM非製造業景況指数が53.4と予想の52.0を上回ったこともドル買いを促し、一時148.89円と昨年11月27日以来の高値を付けた。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.60と昨年11月14日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは続落。米経済指標の上振れをきっかけに米早期利下げ観測が後退するとドル全面高の展開となった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.17%まで急騰したこともユーロ売り・ドル買いを促し、一時1.0723ドルと昨年11月14日以来の安値を付けた。
・ユーロ円は3日ぶりに反落。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、米国株相場の下落を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが入ると、24時頃に一時159.39円と本日安値を更新した。ただ、前週末の安値159.05円が目先サポートとして働くと下げ渋った。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。米経済指標の上振れを受けて、FRBによる早期利下げ観測が後退すると株売りが優勢となった。連日で史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りも出やすく、指数は一時430ドル超下げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落。米長期金利が大幅に上昇したことで、高PER(株価収益率)のハイテク株には売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは大幅に続落。1月米ISM非製造業景況指数が予想より強い内容だったことが分かると、米早期利下げ観測が後退し売りが膨らんだ。
・原油先物相場は反発。米早期利下げ観測が後退したことを背景としたエネルギー需要の拡大期待が薄れ、売りが先行した。予想比上振れの1月米ISM非製造業景況指数を受けてドル高が加速し、ドル建ての原油に割高感が生じたことも重しに一時71.41ドルまで下落した。
ただ、米国、イスラエル、カタールなどの協議で一致したパレスチナ自治区ガザをめぐる戦闘休止案をイスラム組織ハマスが受け入れるかどうかに注目が集まるなか、売りが一巡すると割安感から押し目買いも入り反発して取引を終えた。
・金先物相場は続落。この日も米10年債利回りが4.17%台まで急伸するなど米長期金利が大幅上昇し、金利が生じない金は売りに押された。為替相場でドル高が進んだこともドル建ての金の売りを後押した。
(中村)